歌いやすくなる呼吸瞑想のしかたと効果
呼吸は日常的な意識の改善が必要
仕事や人間関係からくるストレスや疲れは、著しく呼吸を浅くします。
その理由は、呼吸は自律神経が関係し、自律神経のうちの副交感神経の末梢神経の迷走神経は、呼気中枢へ刺激を伝える役割を持っています。
自律神経は、不安やストレス、精神的な緊張や感情の変化に影響を受け、結果として、呼吸が浅くなります。
つまりは、よく言われる肺活量や呼吸数は、心肺機能の強化の他に、メンタルの強化も必要になるのです。
例えば、人前で歌う時、歌いづらくなりませんか?
これは、その緊張により、呼吸が浅くなったり、筋肉が緊張するからです。
緊張する理由は、様々あります。
良い結果を残したい。
良く見せたい。
間違えずに歌いたい。
低評価が怖い。
恥をかきたくない。
これらは、全て、他人からの評価や自己顕示です。
この思考は、緊張を起こします。
なぜなら、自分が良い結果なら、誰かが良くない結果になっているからです。その逆があり得るから緊張するんです。
そして、その思考に陥るのは、今までの経験則からです。
良い結果を残したい。 → 過去に良くない結果があった。
良く見せたい。 → 失敗したことがある。
間違えずに歌いたい。 → いつもキーを外しているから。
低評価が怖い。 → ばかにされたことがあるから。
恥をかきたくない。 → 人の目が気になる。
なので、大人になればなるほど、一歩を踏み出せなくなります。
そうではなくて、良いも悪いもない。どちらにも傾かずに、ただ自分が心から楽しめるようにすると、そこに安心感が生まれます。その為に呼吸瞑想が必要なんです。
呼吸瞑想の効果
あらゆる瞑想の一番の目的は、マルチタスク(いっぺんにいろんなことをすること)をシングルタスク(ひとつひとつこなしていくこと)にして、人や現象に惑わされない平坦な心理状態を作ることにあります。
その他にも、副交感神経が活性化されて過剰に分泌されるストレスホルモンの分泌を抑え、ストレス軽減が期待できます。
さらに血液中の酸素濃度が高まり、心拍数がゆっくりになり、リラックス効果も期待できます。
呼吸瞑想の仕方
こちらでは、腹式呼吸法瞑想をお伝えします。
- 今、肺にある空気を吐きます。
- 鼻からゆっくりと空気を吸います。
- 口からゆっくりと空気を吐きます。
- 以上です。
こちらの動作に、意識を組み合わせます。
呼吸を循環している時にどの筋肉が動いているかを確認して、その筋肉の動きや刺激に集中してください。
目安として、ひと呼吸に15秒が理想です。
呼吸瞑想している時に息が苦しくなる人には
日々の生活で極限まで心身を疲労している人は呼吸瞑想中に息が苦しくなる場合があります。
その場合は、『スワイショウ』をお試しください。
(外部のYouTubeに移動します)
もし、呼吸瞑想やスワイショウなどの方法がわからない方が居ましたら、お気軽に体験レッスンにて仰ってください。
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