歌に感情が入らない理由と対策|心に残る歌い方7ステップ【永久保存版】

歌に感情が入らない本当の理由とは?

「歌は上手くなった。でも、なぜか心に残らない」

そのような悩みを感じたことはありませんか?

  • 音程は外れていない
  • リズムも合っている
  • 高音も出せる
  • ビブラートやしゃくりなどのテクニックも使える
  • カラオケでも高得点が取れる

それなのに、なんか違うなと感じる。
もちろん、「歌が上手い」と褒めてもらえることはあるでしょう。

しかし、あなたの歌だから聴きたいと思ってもらえない。

そこで多くの方は、さらに難しいフェイクやアレンジを入れたり、テクニックを増やしたり、技術を増やしていく。
でもそれをすればするほど、機械的な歌い方になったり、感情がなくなったりしてしまいます。

では、どうすれば「上手い歌」から「心に残る歌」へ進めるのでしょうか?

この記事では、歌に感情を入れるための考え方と、具体的な練習方法を7つのステップに分けて解説します。

そもそも、感情を込めて歌うとは?

「もっと感情を込めて」
こんなアドバイスを受けたことはありませんか?

しかし、感情を込めるって、具体的に何をしたらいいのだろうと悩みませんか?
悲しい曲なら、悲しい顔をして歌えばいいのでしょうか。

高音ならミックスボイスやファルセットを使えばいいのでしょうか。
感情的に見せるために、身振り手振りを増やせばいいのでしょうか。

ビブラート、しゃくり、フォール、こぶしなどのテクニックを増やせばいいのでしょうか。
これらはすべて、歌の表現に使える重要な要素です。

しかし、テクニックそのものが感情ではありません。
ここを理解することが、心に残る歌を作るための第一歩です。

感情は「出そう」とするものではなく、状況によって動くものです。

人間は、何かが起きたとき、その出来事を認識し、自分の経験や価値観などをもとに感情が生まれ、身体にもさまざまな反応が起こります。

たとえば、強い緊張や怒りを感じれば、心拍や呼吸が変化することがあります。

悲しみや安心感になれば、呼吸も話し方も穏やかになるかもしれません。

つまり、悲しい声を出そうと考えるより、自分は今、何が起きていて、相手に何を伝えようとしているのかを具体的に考えたほうが、結果として声や歌い方に変化が生まれやすくなります。

  1. まずは好きな歌を徹底的に真似する
  2. 最初にやってほしいことは、歌いたい曲を徹底的にコピーしてください。音程だけではなく、声質、リズムの取り方、ブレスの位置、息遣い、語尾、発音、テクニック、声量、抑揚をすべて覚えます。

    歌詞カードに記入するとわかりやすいです。

    「真似をしたら、自分らしさがなくなるのでは?」と思うかもしれませんが、歌い方は、これまで聴いてきた音楽、好きな歌手、練習してきた曲、身につけたテクニックなど、さまざまな経験の影響をあなたの中で組み合わせたのが、歌い方なんです。

    たとえば、私自身は、幼少期に女性ボーカルの曲を多く歌っていました。
    中学3年生の卒業式付近で、男性ボーカルの曲を覚えたいと思い、さまざまなアーティストを聴くようになりました。

    その中で特に好きになったのがGACKTさんでした。

    そして、GACKTさんの曲を繰り返し歌っていた結果、今でものどのビブラートを発声するとGACKTさんのようなビブラートになります。
    私が初めて男性の曲に挑戦した曲はこちら。

    このように、「好きな歌い方を真似する」→「自分の中に取り込む」→「別の歌い方と組み合わせる」という過程を繰り返すことで、自分の歌い方が形成されていきます。

  3. 「誰に、何を伝えるのか」を決める
  4. こちらが一番大事です。

    あなたは、誰に歌いたいですか?

    もしかしたら、みんなに届けたいのかもしれない。
    しかし、それでは、一人の先生がクラス全体に同じ学習をしているのと同じです。その授業がぴったり合う方もいれば、その日はうまくいかない人もいる。
    そうではなくて、1対1の個人授業のように、その人にしか刺さらない歌い方をする必要があります。そのため、一人の相手を設定してみてください。

    たとえば、悲しんでいる人に歌いますだけでは、まだ抽象的です。

    その人は誰でしょうか?
    どこにいるのでしょうか?

    なぜ悲しんでいるのでしょうか?
    自分とその人は、どのような関係なのでしょうか?

    たとえば、放課後の教室を想像してみましょう。
    部活動の声が外から聞こえています。

    しかし、一人の生徒が教室に残っています。
    なぜ部活動に行かないのでしょうか。

    どんな表情をしているでしょうか。
    何か友達との間で問題があったのでしょうか。

    先生には言えない悩みを抱えているのでしょうか。

    ここまで具体的に想像すると、この人に何を伝えたいのかが変わってきます。

    「悲しい曲」でも、誰に歌うかによって意味は変わる

    同じ悲しい曲でも、失恋した友人に歌うのか、成人式を迎えた子どもを持つ親に歌うのか、大切な人を亡くした人に歌うのか、昔の自分自身に歌うのか、夢を諦めようとしている人に歌うのかでは、歌い方は同じではありません。

    たとえば、成人式を迎えた子どもを持つ親を想像してみます。

    子どもの成長は嬉しい。
    しかし、いつか親元を離れていくことを考えると寂しい。

    「幸せになってほしい」という気持ちと、「まだ一緒にいてほしい」という気持ち。

    その両方が存在するかもしれません。

    だからこそ、悲しいから悲しく歌うではなく、この人に何を伝えたいのか、どうあって欲しいのかを考えることが重要になります。

  5. 自分のテーマに近い歌を探して、構成を移植する
  6. 誰に何を伝えたいのかが決まったら、次は参考になる曲を探します。

    ポイントは、歌いたい曲そのものではなく、自分が設定したテーマに近い曲を探すことです。

    たとえば、励ましたいというテーマなら、同じように聴き手を励ます表現をしている曲を探します。

    そして、その曲を分析します。
    最初は静かなのか、サビは盛り上がるのか、声質はどのように変化するのかリズムは前に出るのか、後ろに置くのかなど、こうした構成を分析し、自分が歌いたい曲に応用してみます。

    これは、歌を物語のようにするために必要です。

  7. いろいろな歌手になりきって歌ってみる
  8. 次は、自分でどう歌えば個性が出るかではなく、この曲を別の歌手が歌ったらどうなるだろうと考えます。

    たとえば、MISIAさん、玉置浩二さん、GACKTさん、 SHISHAMOさん、福山雅治さん、あなたの好きな歌手にあなたがなったと思って、さまざまな歌手の表現を借りてみます。

    重要なのは、声質だけではなく、リズムや空間処理、語尾の使い方などの歌い方の癖を真似ます。

    たとえば、福山雅治さんの歌い方を研究するなら、声の入り口は声が太く(喉頭共鳴)、語尾が軽く(のどぼとけを上げる)した歌い方が多いです。

    MISIAさんなら、声の響きはやや太く、リズムが少し駆けることもあり、声量の差を存分に発揮しています。

    複数の方の歌い方を真似して、自分のテーマに合うものを選びます。

    参考として、有名な歌手が実際にしている感情表現の方法を掲載します。

    歌詞を見て、いきなり歌わない
    ミュージカルで演技を学んだ清水美依紗さんは、歌を役として歌うこと、歌詞をセリフとして捉えること、そしてストーリーテラーになることの大切さを語っています。また、ミュージカル曲に限らず、邦楽や洋楽でも、歌う前に歌詞を読むことを続けているそうです。

    清水美依紗さんインタビュー(Vocal Magazine)

    「誰が、誰に言っているのか」を決める
    井上音生さんは、歌詞に出てくる相手を想像しながら歌うことで、これまで自分でも想像していなかった表現や声が出ることを教わったと話しています。また、楽曲のプロットに登場する「恋した男の子」を、バイクに乗り、海が似合う青年として具体的に設定し、その物語を想像しながら歌っていたことも語っています。

    井上音生さんインタビュー(徳間ジャパン)

    自分と同じ経験をしていなくても歌える
    宇多田ヒカルさんは、テーマや気持ちを描くとき、状況や設定が曖昧なままでは核心に迫りにくいため、自分の気持ちとリンクするキャラクターを考えたり、複数の人物の視点を歌詞に入れたりすると説明しています。また、実体験とフィクションを同じように扱うという考え方も語っています。

    宇多田ヒカルさんインタビュー(Vogue Japan)

    感情を直接作るのではなく、感情の状態にある人の声を考える
    MISIAさんは「白い季節」の歌唱について、AメロやBメロを柔らかく明るい声で歌い、サビでは涙声や泣いているときのような声に変えたと説明しています。また、泣いているときの話し声をイメージし、声帯の位置を少し高くする感覚についても語っています。

    MISIA「白い季節 / 桜ひとひら」インタビュー(音楽ナタリー)

  9. 自分自身の感情が動いた瞬間を短い物語にする
  10. こちらは、感情の核を探す練習です。慣れるまでは大変ですが、とても重要です。

    歌詞を読んで、悲しい歌詞だから、悲しく歌おうとしたら、感情をコスパ処理したのと同じです。

    感情はあくまでも、状況があって、感情が起こるものなので、自分自身の経験や想像を使って、感情が動く状況を作ります。

    おすすめなのが、短い小説を書くことです。
    400〜600文字程度でも構いません。

    たとえば、「大切な人との別れ」をテーマにするとします。

    私自身、3年前、祖母が亡くなったとき、葬儀の場ですぐには涙が出ませんでした。
    おそらく、自分がしっかりしなければならないという意識があったのでしょう。

    しかし、祖母とのある記憶を思い出しました。
    当時、私はある作品を作っていました。

    完成させて祖母に見せたい。

    そう思っていたのです。
    ところが、作品を完成させる前に祖母は亡くなりました。

    そこで、ちゃんと完成させるからと思った瞬間、涙が出ました。
    これは単純に、祖母が亡くなって悲しいという一言だけでは説明できません。

    そこには、一緒に過ごした時間、祖母の作った料理美味しかったなとか、作品を見せたかった気持ち、間に合わなかった悔しさ、それでも完成させたいという決意など、さまざまな感情が重なっています。

    だからこそ、感情が動いたのです。

    小説を書くとき、綺麗な感情だけを書かないことが大切です。

    自分の中にある複雑な感情も書くことです。

    たとえば、嫉妬、執着、怒り、見栄、劣等感、優越感、悔しさ、認められたい気持ち、負けたくない気持ち、許せない気持ち、逃げたい気持ちなどです。

    人間の感情は、必ずしも綺麗なものだけではありません。
    家族には幸せになってほしいと思いながら、本当は自分から離れてほしくないと思うこともあるでしょう。
    恋人に幸せになってほしいと思いながら、自分だけを見てほしいと思うこともありましょう。
    だから、時には、束縛もありましょうし、ハラスメントもある。

    こうした矛盾や攻撃性も含めて、自分の感情を掘り下げます。

    建前と本音の間にある理性や苦しみは、おひとりおひとり異なっています。つまり、その人だけの経験があります。

    それが歌の表現に深みを与える、あなたらしさ(個性)なんです。

  11. 歌詞を「歌う」のではなく、まず「セリフ」として読む
  12. テーマと感情の背景が決まったら、次は歌詞を一度、セリフとして読んでみます。

    おそらく、この時、自分もあったなこういうことと当時の風景が見えたら上手くいっています。
    そうして見えてきます。自分だったら、ここはあえて抑えたほうが伝わるかもとか、ロングトーンを短くして、余白を作ったほうがいいとかなど。

    こうして、歌った曲は、ただ、歌詞や旋律を埋めるだけの歌い方ではなく、誰かに何かを伝えるための影響力になります。

  13. ドラマを作る
  14. ここまで来たら、ようやく歌います。
    だいぶ、遠回りしましたね。でも、どうして歌うのかがもう見えていますよね。

    ここまでの過程で作った歌い方を使って、物語を考えます。

    ただし、感情を込めようとは思わないでください。
    例えば、誰かに何かを伝えようとした時、感情を込めても伝わらないものです。

    そして、ここで重要になるのが、ドラマツルギー(劇的構成)という考え方です。

    例えば、Aメロは静かに、Bメロで少し盛り上げる、サビで大きく、ラストサビで最大という構成がよく使われます。
    これは音楽的な構成として有効です。

    しかし、こちらを意味なく使うと、機械的になります。
    サビだから盛り上げるとは限らないし、メロだから静かとも限らない。

    人間の感情は共感した時に、もう一度、あの人の歌が聴きたいと思います。曲の構成に合わせて動くわけではありません。

    たとえば、大切な人を失ったとします。

    亡くなったという出来事を知った瞬間に、必ず最大の感情が爆発するとは限りません。

    最初は現実感がない。
    その後、少しずつ記憶が蘇ってくる。

    一緒に過ごした時間を思い出す。
    言われた言葉を思い出す。

    あのとき、もっとこうすればよかったと後悔する。
    そして、ようやく感情が追いついてくる。

    あるいは、最初から感情が爆発して、その後に静かになっていくこともあります。

    重要なのは、感情には時間的な変化があるということです。

    その変化を歌の中に設計します。
    これがドラマツルギーを歌に応用するということです。

    たとえば、

    ① メロ

    まだ状況を完全には受け止められていない。

    ② サビ

    過去の記憶が蘇ってくる。

    ③ メロ

    「あのとき、こうだった」と具体的な記憶を思い出す。

    ④ サビ

    自分の本当の気持ちに気づく。

    ⑤ Cメロ

    感情が徐々に大きくなる。

    ⑥ ラストサビ

    それまで積み重ねてきたものが、一気に表現として現れる。

    このように考えると、ラストサビが大きくなる意味が生まれます。
    ラストサビだから大きくするのではありません。

    そこまでの物語が積み重なった結果、ラストサビで大きくならざるを得ない。
    その状態を作るのです。

    そうすると、歌詞に依存していた理解が変わります。
    悲しい歌でも、明るく歌っていい。

    歌詞が悲しいからといって、必ず悲しそうに歌う必要はありません。

    たとえば、悲しそうに言うことも相手を本気で励ますために明るく、または、力強く言うこともできます。

    同じ言葉でも、意図によって表現は変わります。
    そのため、悲しい歌=悲しい声とは限りません。

    逆に、悲しい歌を明るいトーンで歌うことで、一緒に泣くのではなく、あなたを支えるよって言えるかもしれない。
    つまり、歌詞の意味と、あなたが誰かに伝えたいことは、必ずしも同じではなくていいんです。

    だから、MVより、ライブのほうが感動するのよね。

    録音して、自分の歌を客観的に聴く

    ここまでできたら、一度フルコーラスで録音してください。

    そして、録音を聴きます。ここで確認するのは、上手く歌えているかではありません。
    自分が設定した意図が、聴き手に伝わっているかを確認します。

    たとえば、寄り添うつもりで歌ったのに、突き放しているように聞こえるならば、伝えたい意図と伝わる印象に違いがあります。
    なぜそう聞こえたのかを分析して改良します。

    この場合、原因として考えられるのが、テクニックです。

    テクニックは感情を表現するためのツールです。

    たとえば、がなり声。強く、太いがなりを使えば、怒りや強い意志のように聞こえる場合があります。

    一方で、同じ「ざらつき」を使っても、軽い声にすれは、憤りに聴こえるかもしれない。

    ビブラートも同じです。
    ビブラートは、優しさ、揺らぎ、切なさなどを感じさせることがあります。

    しかし、悲しい曲だからといってビブラートを大量に入れればよいわけではありません。
    場合によっては、寄り添うよりも一緒に泣いているように聴こえてしまうこともあります。

    つまり、テクニックは、多ければ多いほど良いわけではありません。

    重要なのは、自分が伝えたいことに対して、そのテクニックが適切かを考えるのが必要です。その上で、少しずつ色を重ねていくのです。

    完成したら、人に聴いてもらおう!
    完成したら、他の人にも聴いてもらいましょう。
    家族でも、友人でも、恋人でも構いません。

    配信をしている人なら、リスナーやファンに聴いてもらう方法もあります。
    そして、反応を見ます。

    良い反応であれば、構成やテクニックのバランスは良いと判断します。

    もし、いまいちの場合は、テクニックの調整します。
    そして、もう一度録音して、聴いてみて、大衆の評価を参考にします。

    この試行錯誤を繰り返します。

あなたらしい歌い方は、こちらで作られたはず

個性は必ずあなたにもあります。魅力もあるし、潜在能力もまだ眠っている。

自分がこれまで経験してきたことや聴いてきた音楽、好きな歌手、学んできたことや影響を受けた出来事、あなたの生活環境。それらを組み合わせて、自分なりの表現として再構築したものが個性なんです。

だから、カバー曲がたくさんあるのよね。

歌が上手いから、その先へ

上手く歌うことから離れましょう。
もちろん、音程やリズムなどは揃っていたほうがいいです。

でも、それ以上に、大事なのは、歌う目的です。

綺麗な歌い方で贈られた歌よりも、我が子のおぼつかない歌のほうがいいように、この歌で、誰に何を届けたいかに意識を集中するべきなんです。

あなたは、誰に何を伝えたいですか?
それが、あなたの歌唱力の次のフィールドです。

まとめ。感情を込めるのではなく、感情が動く状況を作る

今回紹介した方法をまとめます。

STEP1 真似をする

好きな歌手の歌い方を徹底的にコピーする。

STEP2 誰に何を伝えるのかを決める

みんなではなく、具体的な一人を想像する。

STEP3 テーマに近い曲を探す

自分が伝えたいテーマに近い表現をしている曲を研究する。

STEP4 さまざまな歌手になりきる

いろいろな歌い方を試し、表現の選択肢を増やす。

STEP5 自分の感情が動いた経験を物語にする

短い小説を書き、自分の感情が動く状況を具体化する。

STEP6 歌詞をセリフとして読む

誰に、何を伝えるのかを言葉として確認する。

STEP7 ドラマを持って歌う

感情を無理に出そうとせず、状況と意図によって変化する感情を歌の構成に反映する。

完成したら、録音 → 聴く → 分析する → 修正する → 人に聴いてもらう → さらに修正するというサイクルを繰り返します。

大切なのは、誰に歌うのか。何を伝えたいのか。その人はどんな状況なのか。自分はなぜその人にそれを伝えたいのか。その人にどうなって欲しいのか。

ここまで考えて歌うことです。

歌は、音程とリズムとテクニックを埋めるだけで完成するものではありません。

自分の人生で得てきた経験と、学んできた表現を使って、誰かに何かを届けるのが歌です。

だから、もし、10代から20代に入るくらいの方のこれからどうしたらもっとファンを増やせるのかとか、表現をもっと広げたいとか、40代、50代の自分と向き合う時間が増えたなら、思い返してください。これまでの経験や体験を。それは、あなただけの、あなただけにしかわからない、あなたらしい感情の揺れ動きなんです。

初恋の好きという感情と、酸いも甘いも噛み分けた人の好きという感情の意味が違うように、その生きる積み重ねが誰かの感情を動かす歌になるんです。