YouTuberが淘汰される時期が近づいている

YouTuberは分かれ道に立たされている

YouTuberが発展してきた当初は「踊ってみた」「商品紹介」などが盛り上がりましたが、次第にそれだけでは面白くないとされ、ファンが増えなくなりました。
現在では、どこにも所属していない素人が芸人をしたりモデルをしたりすることで、付加価値のある動画を公開することで、ファンが増えるようになっています。

また、可愛いから格好いいからというアイドル的ないわゆる可愛い系のYouTuberは、SHOW ROOMやミクチャ、ポコチャ、イチナナなどで栄える可能性があり、YouTuberの競争は容姿だけでは盛り上がりづらくなり、従来よりも高クオリティーのYouTuberが求められる時代になったと考えます。

YouTuberとして生きる続けるために必要な高クオリティー動画

結論からお伝えすると、『内容の充実した動画』です。
これは必ずしも見栄えが綺麗なものというわけではありません。

3つのポイントがあります。

  1. ためになる系の情報動画
  2. メンタリストDaiGoさんやNaokiman Showさんのような知識をお伝えするチャンネル。
    【学問、メイク、料理などの専門知識の提供するチャンネル】

  3. ユニークネタ系のおもしろ動画
  4. コンビニコさんのようなユニークな発想でわくわくさせるチャンネル。
    このユニークというには、単純に笑わせるのではなく、自虐ネタや世論ネタをいかに面白くできるかがカギ。

  5. 手の加えた動画
  6. ただ発信するだけの動画ではなく、テロップやエフェクト、BGM、SEなどを加えて素人っぽさがない動画。

このように、どれも、YouTuber本人の楽しみではなく、人に何かを提供するための動画であることがポイントです。

2018年12月のYouTubeジャンルの統計からわかる参入すべきジャンル

結論からお伝えすると『教育』ジャンルです。

こちらをご覧ください。
2018年12月時点のYouTubeランキングを参考にした統計です。

2019年YouTubeジャンル統計「チャンネル数」

YouTubeのジャンル別チャンネル数


こちらはYouTubeチャンネルをジャンル別にした統計です。

以前から言われているように、チャレンジ系のYouTuberのチャンネルが圧倒的です。
(チャレンジ系YouTuberの代表格として、はじめしゃちょーさん、フィッシャーズさん、東海オンエアさん)

続いて、YouTubeの1動画当たりの再生数をジャンル毎に比較してみます。

YouTubeの1動画当たりの再生数をジャンル毎に比較

YouTubeの各ジャンルの1動画再生数の比較。

音楽が爆発しているのは、米津玄師さんが大ヒットしたために、その1曲を何度も聴こうとした結果となっています。
気になるのは、【チャレンジ系】と【教育系】です。

チャレンジ系は、1回見た後に何度も見ないので再生回数が伸びないのに対して、美容、スポーツ、教育がぽこっと盛り上がっています。
これは、メイクの仕方や運動の仕方、知識を知りたい方が何度も視聴して再生回数を増やしているのではないかと感じられます。

続いて、過去90日間のジャンル毎の再生回数を比較。

過去90日間のYouTube動画再生回数のジャンル別の比較

過去90日間のYouTube動画再生回数をジャンル別に比較

チャレンジ系が圧倒的ですが、これは、それだけ競争率が高いことを示します。
YouTubeとはYouTubeというドメインの中に様々なYouTuberの動画があるようなシステムなので、誰でも数日もしないうちにGoogleがクロールして、YouTubeにその動画が検索結果として表示されるようになります。

誰でも参入できるからこそ、すでに競争率が高いジャンルへ参入するには、今までにない発想が必要になるので、後発者は不利です。
それでは狙い目はどのジャンルでしょうか。

教育系が狙い目

キッズ系は2019年にYouTubeの規約が変わり、収益化の条件などが厳しくなったため、参入は不利と考えます。
Vlog系は特定のニーズに応えることができないためにターゲット層が散漫になるため、そのYouTuber個人に人気が無いと難しいと考えます。

ゲーム実況は基本的に収益化をしてはいけないという規約があるので参入は不利と考えます。
企業系は個人では資金もプロモーション力も違うので、無理して法人化するのはするべきではありません。

レビュー系はトレンドに合わせて発信すると上手くいきますが、継続して視聴してもらえるジャンルではありません。
このように分析すると残されるのが、料理やグルメ系、美容、Vtuber、スポーツ、教育系です。

その中でも、人が必要としていて、なおかつ、継続して視聴してもらえるジャンルは、料理系と教育系だと私は考えます。
何故なら、料理の仕方や知識は不要になることがなく、トレンドに左右されづらい知識本のような立ち位置になるので、有利です。

美容系は、トレンドによって、メイクの仕方などが変わるので、例えば9年も経過した美容系YouTuberの動画の数年前の動画などはどことなく、古めかしさになっていきます。
スポーツは観戦目的の場合もありますし、健康目的のためも考えられるので、判断が難しいです。

2020年、芸能人も参入して更に激化

堀江貴文さんや中田敦彦さん、宮迫博之さん、GACKTさんがYouTubeに参入した結果、すでにいる固定のファンがチャンネル登録をする結果、登録者数が急上昇し、素人ではその急上昇率を抜けない状態となっています。
動画のクオリティーも素人ではないので、もちろん良い品質ですので、よりYouTuberが淘汰されるきっかけとなっています。

もし、寺田心さんがYouTuberを始めて、小学生YouTuberと同じようなことをしたら、従来の小学生YouTuberの方法論は崩壊するでしょう。

芸能人YouTuberもいる中でYouTuberとして活動する方法はひとつしかない

『個人だからできることを狙う』
芸能人YouTuberはあくまで所属事務所があるので、それを超えた行動はできません。

そこを狙っていくべきです。
芸能人はマスタープランをもって、これまでにファンを増やしてきましたので、芸能人というだけでファンが増えていきますが、素人にファンはすぐには集まりません。

なので、素人は、ファンが何を求めているのかを調べて、頭で考えて、それを動画にして発信することが不可欠となります。
ファンが何を求めているかを知るためにはこちらをご覧ください。
人がお金を使う時の条件を知れば、趣味は簡単に仕事になる

※参考資料
yutura
BUZZCAST

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