あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願い申し上げます
車輪を回しましょう
車は、アクセルを押すと、前に進みます。
初めは、エンジンを強く動かして、加速します。
しかし、どんなに急加速させても、必ず、0から速度を上げていきます。
このように、何かをスタートさせる為には、大きな車輪を回し始める時と同じで強い力が必要です。
その力は、『始める』という事です。
これをしてみたいと思っても、ほとんどの人が始めません。
何かを始めるというのは、勇気が必要だからです。
しかし、一度回り出した車輪は、直ぐには止まらないように、始めれば、新しいチャンスが現れます。
今年は、この『始める』事ができる人と、できない人の心の格差が激しく広がる年になります。
みんなも挑戦の車輪を回そう!
セントラルノイズボイススクールにとって旧年中は、感謝と発見の年となり、心温まる1年となりました。
生徒さんからいただいた大切な宝物
旧年中も、生徒さんから色々なお話をいただきました。
そのひとつひとつが私の宝物です。
入賞、特別賞受賞、決勝進出、舞台出演、オーディション、ライブ参加、人前で歌った、路上ライブ、フォロワーが増えたなどのお話を本当に多くいただきました。
90点以上をとれるようになった生徒さんも益々増え、歌える音域が広がって、今まで歌えなかった曲が歌えるようになったというお声もいただき、安心したり、感動したり、心躍る気持ちになったり、本当に生徒さんに助けられているなあと、感謝の1年でした。
生徒さんと成長してきたセントラルノイズボイススクールは、今年の5月28日、7周年記念を迎え、8年目に入ります。
各現場で活動・活躍する生徒さんの活動の幅が益々広がり、仕事として、ボーカル活動する生徒さんも増えてきました。
ボーカルのみならず、会話のノウハウやスピーチに必要な発声をお伝えする機会も多くなってまいりました。
これからも、セントラルノイズボイススクールは、生徒さんひとりひとりの想いをお伺いし、的確なレッスンをお伝えして、『生徒さんと共にある』、そして、『生徒さんの個性を強みにする』を指針に、厚く豊かなボイストレーニング・ボーカルスクールとして埼玉県熊谷市に在り続けます。
あなたはジブンを信じていますか?
私は、27歳くらいまで、ジブンに自信がありませんでした。
何かを始めようてしても、すぐに「これで本当に大丈夫か?」、「こっちのほうが好きなんじゃないか」とか、結果に焦って、「私には向いてないんじゃないか」と考える毎日でした。
今から考えれば、悩む事を継続して日々を過ごしていたんです。
あれもしてみたい、これもしてみたいと始めるけど、中途半端で投げ出して。
とあるアプリのシステムのアイディアが浮かんで、まずはサイトで始めようとしても途中で投げ出して、ある歌配信のアイディアが浮かんで始めようとしても、途中で諦めたり。
その結果。
今では、そのアイディアに似ているアプリが幾つもあるし、歌動画のアイディアと似ている動画をアップしているチャンネル登録者数82.2万人です。
でも、ある時。
決意を決めて、スクールが始まり、早くも満員になり、大きく変化が訪れました。
しかし、それでも、周りの目は冷たい。
遊んでないで定職に就けと言われ続けました。
遊んでないから!
でも、いま辞めたら、信じてお越しになってくださる生徒さんを傷つける事になる。
これからどんな高い目標を掲げても、いつも挑戦から逃げて、何もできないジブンになってしまうんじゃないかなと思って。
ひたすらにどうしたら生徒さんの為になれるかを考えていたら、こんなにも優秀で自慢の生徒さん達が集まっていました。
経験してわかったのですが、これ以上堕落してはいけないという一線があって、これを超えると、恐怖と不安に襲われて何をしても中途半端に投げ出してしまう心が生まれます。
成功は、ジブンを信じた先にあるから、まずはジブンを守る事が重要です。
今年初めの記事は、この心の働きと心を整える継続について、お話します。
一点に集中すると、周囲がぼやけるように。
継続の力
技術も才能も人気も、今できる事を継続した結果に生じるものです。
実は、誰もが知らず知らずのうちに何かを継続しています。
例えば、毎日歯を磨くのもそうです。
毎日歯を磨くことによって、虫歯にならないという結果が生じます。
反対に、毎日添加物の多い商品を食べれば、内臓を傷めるという結果が生じます。
多分に、歯を磨く事もお風呂に入る事も、スマホの操作も箸の使い方も簡単にできると思います。
これは、繰り返し挑戦した結果です。
例えば、これが『歌』になったら、どうなるでしょう。
当然のように歌が上手くなります。
例えば、誤った呼吸の仕方をしていたら、どうなるでしょう。
日常的に呼吸が浅くなります。
つまり、何か始めたい事があったら、それを1日のタイムスケジュールに入れて、毎日行うのが一番の近道です。
それでは、どのようにタイムスケジュールを作ったら良いのかを伝授します。
プロの思考と行動をコピーしよう!
こちらは、私が実際に実践してとても効果があると感じた方法です。
皆さんは、好きな歌手は居ますか?
その好きな歌手をひたすら調べてください。
生い立ち、出生地、生活環境、タイムスケジュール、練習メニュー、新曲を出す頻度、動画を出す頻度、どこかで歌う頻度など。
あとは、それを実践するだけです。
詳しい情報が見つからなかったら、予測します。
例えば、新曲を出す頻度が3ヶ月に1回なら、おそらく、1ヶ月以内には、歌詞や譜面、コードは出来上がっていないとだと思います。
または、歌手によっては、夕方から挨拶回りをする場合もあります。その場合は、音楽喫茶などで営業回りをすると良いでしょう。
プロの練習メニューや練習の頻度を見つけたら、完コピ必須です。
プロと同じ生活をすれば、相応の能力になるのは必然ですよね。
私の場合、ある事を毎日継続をして、今では、企業との取引も増えてきました。
継続しやすい方法2選
私が実際におこなっている中で特に効果があった方法を紹介します。
- 2分継続
- 早朝ルーティーン
毎日2分間だけ、継続する方法です。
「今日は時間が無いから」などの怠け心が出た時に、「2分もできないのか」と叱咤できます。
こちらは、ある主婦さんのお話があります。
その主婦さんは、幼稚園のお子さんがいるご家庭で、朝6時前に起床して、家事をこなしています。
主婦主夫は、365日休みなく働く、とても大変なお仕事です。
その中で、その主婦さんは、アーティストとしてメディアに掲載される程に著名人なんです。
その主婦さんが言いました。
「皆が起きる前に起きて、30分活動しています」
その時、私は、はっとして、気づきました。
甘えていたと。
それから、私も毎日夜明け前から起きて、作業しています。
よく、睡眠不足だと動けなくてとお話がありますが、経験上、2ヶ月程で慣れます。
ただし、個人差があるので気をつけてください。
継続してるのに上手くいかない理由
継続しているのに上手くいかない場合は、向上心が無い場合と運が無い場合です。
- 向上心がない。
- 運がない。
やる気が出ないジブンがいけないと卑下しないでください。やる気が出ないのは理由があります。
継続しようとしているのが、本当は好きじゃない場合や誰かから言われていたり、誰かから期待されていて、本当は違う事に挑戦してみたかったりする場合です。
ここで言う運とは、人です。
情報や発見は、人や人の書いた本などにあります。
学んでも学んでも知らない事がいっぱいです。
この学ぶというのは、学校で学ぶ以外の知識です。
知識があれば、その知識を持っている人と会話ができて、さらに知識を深められます。
結果、人と人の縁が生まれて、コミュニティーができて、そこに新しいチャンスが生まれます。
行動までの心の動きを知る。
行動したい事があるのに、行動できない人は、心の動きを分析すると良いです。
例えば、町中で甘い匂いを感じれば、甘い物が食べたいなという心の動きが生じます。または、甘い匂いを避ける人もいるでしょう。
猫さんが前を通り過ぎた時、可愛いなという心の動きが生じます。または、猫が嫌いな人やアレルギーのある人は避けるでしょう。
好きな音楽が流れれば、心が高揚する動きが生じます。
美味しい料理をいただいたら、誰かに勧めたいという心の動きが生じます。
怪我をしたら、不安や恐怖が生じます。
ありがとうと言ったら、恍惚感が生じます。
この心の動きが休む事なく、心の動きが生じて、思考して、また、心の動きが生まれる連続によって、思考と判断と行動が生じます。
すなわち、苦しみの原因を知らず、生活する事で、苦しみから逃れたい思考の中で判断して、それがモノの見え方になり、それによって見えたモノを感覚で捉えて、その感覚を実際に触れて味わう。
触れる為には、触れたいと思う心が生じなければならない。苦しみの中で捉えた、モノの見え方で触れた時の満足を求める感じ方の偏りが生じて、その感じ方に良い悪いと判断するジブンが生まれ、ジブンが選ぶ道がジブンを形成し、そのジブンは絶え間なく満足を求めて変化し、四苦八苦しながら歳を重ねていく事が思考により判断して行動が起きる仕組みです。
つまり、これまで育ててきた心が物事を決定しているのです。
実は、私達、表現者にも心の動きを読み解く力が必要です。
時に、自己感情の分析をする方がいますが、お勧めはしません。
何故なら、他人の分析よりもジブンの分析のほうが難しいからです。
無闇にジブンを分析すると、どんな時に笑うんだっけ。どんな時に泣くんだっけと、考える癖が付いてしまい、無邪気を失ってしまうからです。機械的になるという事です。
今の感覚に生ずる全てがジブンというものを形成しています。
表現力を身に付けるには心の動きを知ろう!
ボーカルも含め、私達、芸術家、表現者は、感情(心)を動かす能力者です。
その為には、心の形成の成り立ちを逆算する力が必要です。
例えば、以下のような例文があったとします。
- 涙を流した。
- 今まで歩けなかった子供が歩けるようになったから。
- 子供が笑顔が溢れていたから。
- それまで歩けなかった困難を乗り越えたと思ったから。
- 私も、困難に直面しているから。
- 私は、五体満足だし、夢も叶えられる筈なのに上手くいかなくて、辛くて。
なんで?
どうして、歩けるようになると涙を流すの?
どうして、歩けるようになった子供が歩けるようになって、笑顔になると涙を流すの?
どうして、困難を乗り越えた子供を見て、涙を流すの?
どんな困難?
一例ですが、心の動きから紐解くと、一つ物語が作れそうですよね。
これが、キャラクターを知るという事であり、キャラを立たせる事に繋がります。
つまり、表現者は、相手の心の動きを理解する共感力が不可欠なのです。
例えば、アニメやドラマや映画のキャラクターは、しっかり、キャラが立っていますよね。それは、この心の動きに伴う動作を理解しているからです。
共感力を身に付ける方法として、アニメやドラマや映画のキャラクターの一つの行動について、「どうして?」と問いかけてみるのも、有力なトレーニング方法です。
平静を保つ。
良い事が起きると、それに付随する物事は良いものだと認識するのが人です。
例えば、誰かの意見を取り入れた結果、人生が好転したら、その誰かの意見を信じるようになります。
前提として、良い事が何かを認知している時点で何かしらの外因があるのですが、この結果、その誰かに似ている意見や情報を好み、反対の意見は、否定が生まれます。良くない事が起きた時も同様です。
つまり、良い悪いのどちらかに偏るとその偏ったほうしか見えなくなり、見なかったほうの心の動きを感じる事ができません。
その為、常に、どちらでもない、中道が理想です。
心が高揚していると感じたら、冷静になり、心が沈んでいる時は、ルーティン(継続)を徹底する事で、大きな心の動きを防げます。
読書をしていると、周囲の音が消えるように。
それでは、たなごころのような平静はどう身に付けたらいいのでしょうか。
継続を日常にすると起きるメリット
継続の凄さをご紹介します。
- 自信になる。
- 心が安定する。
- 能力が上がる。
どんなに小さな事でも、毎日続けると、達成感に繋がり、いつの間にか、自信になっています。
日々の悩みやストレスに強くなり、自身を癒やそうとする行為、スマホをながら見などが無くなります。
日々努力している人は気付いていますが、能力とは、1度や2度でぐんと上がるものではなく、早く上手くなりたいのに、じれったい気持ちを抑えつつ、毎日一つずつ積み木をのせて城を作るようにしていった結果に生じるものです。
すなわち、同年代で能力がある人は、陰で相当努力しています。
鯉は、滝をのぼると辰になる。
2024年の目標
本年もセントラルノイズボイススクールはたくさんの計画をしています。
- 表現力のカリキュラムの実装
- テクニックの口伝
これまで、ボイストレーニングに主軸を持って筋肉へのアプローチを中心にレッスンをしてまいりました。
その理由は、心技体の心をお伝えすると、不評だったからです。
どうしてか、スピリチュアルのように受け取られてしまい、ご興味を持っていただけなかったからです。
心技体、心が初めに書かれているくらい大事で、ずっと、どうするべきかを考えていました。
しかし、生徒さんの能力も上がり、心をお伝えしなければいけない時期になっています。
そうしないと、能力を頭打ちにしてしまう。
そこで、共感力と表現力のカリキュラムを実装します。
旧年中、とても好評でしたので、本年も必要な時に必要な分だけのテクニックをお伝えしています。
また、私の歌ってみた動画を観て、「こんな感じに歌いたい」、「先生の歌ってみた動画を観て、(レッスンを受けに)来た」と仰ってくださる生徒さんが複数人いらっしゃいます為、今後も、テクニックの口伝の一環として、私も、歌ってみた動画を投稿します。
2024年の抱負
埼玉県熊谷市のボイストレーニングスクールの中で、セントラルノイズボイススクールが一番、生徒さんと向き合い、ボーカルとしてレベルアップできるスクールになります。
そして、どのボイストレーニングスクールよりも、いずれ旅立つ生徒さんの母のような存在であり続けます。
生徒さんおひとりおひとりに合わせて、知識や知恵をレッスンはもちろん、例話や体験談、談笑や冗談を通して、その時に応じて、的確な指導をします。
そのためには、生徒さんのご要望や思いに寄り添い、声帯や筋肉バランスを感じ取り、個々のカリキュラムに反映し、ひとりひとりのボーカルレッスンに取り入れてまいります。
生徒さんにとりまして、2024年が一生の中で深い飛躍的な一年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます