【共感覚の鍛え方】アーティストで成功したいなら共感力を鍛えよう

能力があっても、人のためにならなければ仕事にならない

以前、こちらのページを書かせていただきました。
人がお金を使う時の条件を知れば、趣味は簡単に仕事になる

このように人をよく理解しないと、アーティストとして生活することはできません。
例えば、アーティストのさユりさんは、ストリートミュージシャンとして活動をしていた時期がありますが、その際のターゲット層は『大学生やサラリーマン』に向けた内容を歌っていたそうです。

そして、今では、メジャーシンガーとして活動しています。
それでは、その人を理解するにはどうしたら良いのでしょうか。

そこで必要になるのが、『共感力』になります。
共感力というと、何となくスピリチュアルな印象を持つ方もいますが、これは、FBIも多用している心理学の知識です。
FBIが共感力用いている『ネゴシエーター』についてはこちら
将来の夢を否定する人の対応と考え方、捉え方

この共感力を身に付けることがアーティストにとって必要不可欠です。

アーティストに必要な共感力

アーティストで生活をするためには、必ず他人に何かを提供しなければなりません。
そのためには、他人が何を求めているのかを感じ取れなければなりません。

例えば、女性が悲しんでいる時に、「辛いことがあった? それならこうしたほうがいいよ」なんて言われても、何もわかっていないなとなりますよね。
悲しんでいる時は、「ホットココアを渡す」だけでも良い場合があります。

なぜなら、女性は、悲しいことが起きた内容の解決策を求めているのではなくて、この悲しい感情をわかって欲しいと思っているからです。
しかし、アーティストは、ファンと恋人関係ではありませんので、直接的な行動によって提供することができません。

それでは、どのようにしたら、その悲しんでいる人を助けることができるのでしょうか。

作品で人を癒す

例えば、映画などの物語に自らと同じ境遇の主人公がいたら、感動しませんか?
これは、その主人公を通して物語を疑似体験をすることで、「この主人公の気持ち、わかる」という感情が起きるためです。

楽曲でも同様です。
歌詞に共感して、好きになったことはありませんか?

このように、他人には、わかってよ! と言えないけど、誰かにわかって欲しい気持ちに寄り添えるのが作品の力なのです。
そして、寄り添える作品を消費者は購入するのです。

共感力を鍛える方法

科学的根拠がないものもありますが、ぜひ挑戦してみてください。

  1. 人間観察
  2. ショッピングモールやレストランなどの大勢の人がいる中で、表情や仕草、行動によって、今何を考えているかを予測します。
    これは決して、正解する必要はありません。

    人を考えることで共感力が鍛えられます。

  3. サイコメトリー
  4. 日常的に用いている物が何を話しかけているかを考えてみてください。
    こちらも決して、正解する必要はありません。

    初めは、何も感じないかと思います。
    その際は、毎日、物にありがとうと感謝を声に出して言ってみてください。

  5. 共感覚
  6. 例えば、サザンオールスターズさんの曲は何となく、夏を思い浮かべる曲が多い感じがしませんか?
    悲しい曲調は悲しいと多くの方が同様に悲しいと感じ、反対に楽しい曲調は楽しいと感じることでしょう。

    このように、存在する物体には何らかを変化させる力を持っています。
    これは量子力学と音響学に基づく見解ですが、こちらには記載しません。

    練習方法として、音楽を聴いて、どのような風景が想像できるか、そして、色で表すならば何色かを考えてみてください。

  7. 瞑想
  8. ハーバード大学の研究で、1日20分のヴィパッサナー瞑想を8週間続けると夫婦喧嘩が無くなったというデータがあります。
    夫婦喧嘩の大きな要因は会話不足によるものです。

    会話不足になるのは、共有する時間が少ないことも考えられますが、人の話を聞かないということが多いです。
    人の話を聞かないということは、共感力が下がっているということになりますので、そのヴィパッサナー瞑想をする事で共感力が上がった可能性が考えられるのです。

    ヴィパッサナー瞑想とは、仏教の洞察力を研ぎ澄まさせる瞑想方法で、『自らに今感じている感覚全てをひとつひとつ感じ取って心の中で言葉にする』というものです。
    例えば、仄かな桃の花の匂い、小鳥の甲高い声、衣類の肌触り、そよ風が産毛を揺らし、鼻に通る空気は少し乾燥しているなどを考える瞑想です。

    ポイントとして、その感覚に理由や理論を加えないで、感じるままに言葉にしてみてください。

    自らを知ることが習慣化していれば、苛立ちを感じても、「今苛立ちを感じているな」と自己認識ができて、結果として、他人が同じ境遇になっている人を見た時に、「あの時と同じ心境かもしれないな。このように接してみよう」という、他人への理解に繋がります。

スピリチュアルな要素も含まれますが、私は効果があると考えています。
ぜひお試しになってみてください。