ファンをもっと増やしたいなら、ノマドになればいい

ファンを今以上に増やす方法

しばらくアーティスト活動を続けていくと、ファンの人数がある一定数から増えなくなることがあります。
これは、決して、人気が下がってきたのではなく、今居るフィールドの臨界点に到達したという合図なのです。

見込みファンの人数は限られている

例えば、学校の同級生の中で、友人関係になる方もいれば、反対に嫌いであったり、苦手な人がいませんでしたでしょうか。
これは誰でも同様で、同級生全員と仲良くなることは難しいです。

その理由は、『相性』です。
自らを好んでくれる人とは仲良くなれますが、嫌っている人とは仲良くなることはできません。

このように、同級生という人数の固定されているコミュニティの中では、ある一定の人数以上の友人関係を作ることはできないのです。
これは、アーティスト活動でも同様です。

ある一か所でファンを集めても、そこのコミュニティには固定された人たちしかいないので、一定人数以上のファンを増やすことができなくなります。
それでは、どのようにしたら、より多くの人数を増やすことができるのでしょうか。

大勢に自らを知ってもらうために遊牧民(ノマド)になれ

コミュニティをひとつに絞って活動する必要は全くありません。
一か所で10人のファンを獲得したら、また別の場所で10人獲得すれば、20人になります。

そのように簡単にはいかないと思われるかと思いますので、この情報を添えておきます。
『合わない場所ではファンは増えない』

相性の合うコミュニティを探して、見つけたら、ファンを増やせばよいのです。

ファンを増やすためにモーセになれ

旧約聖書に登場するモーセは、エジプトの労働者を引き連れて、海を渡り、イスラエルに来たと言われています。
このように、今いるファンを引き連れて、別のコミュニティに行けば良いのです。

例えば、どこかのライブハウスで歌って、固定のファンが居るならば、「○○で歌います」と別の出演をSNSなどで告知して別のフィールドへファンと一緒に行けば良いのです。
そうすれば、新しいコミュニティで初めからファンがいるので、新規の見込みファンから見て『人気のあるアーティストだ』と認識され、より容易にファンになってくれます。

このコミュニティは現場でなくても同様です。
例えば、ライブハウスで活動している方がライブ配信を始めてみましたと告知して、ライブ配信でもファンになってもらうことで、初めから人気があるアカウントは急上昇枠などに表示されますので、そこで『信用』されて、見込みファンも容易にファンになり、結果として、更にファンが増えていきます。

ファンを使うのではなく、ファンと助け合う

アーティストはファンを満足させる作品やパフォーマンスが必要です。
その代わりに、ファンはアーティストを育ててくれます。

そのファンがより幸せになるものを提供できるように新しいコミュニティに参加することを目標に新天地に臨む行動が重要になってきます。
例えば、オープンマイクから別のオープンマイクにも参加しますと言っても、「え、いつもの場所でいいのでは?」となってしまいます。

なので、オープンマイクでファンを獲得したならば、ストリートミュージシャンでシンガーソングライターを始めましたなどの変化があったほうが新鮮さが保たれます。

以上が、ファンを増やす方法です。
ファンを増やすには、『信用』が何よりも重要になります。

既存のファンにがっかりさせないパフォーマンスの信用。
そして、見込みファンが容易にファンになってくれるために必要な信用。

この二つの信用を維持と拡大になる企画やパフォーマンスを試していただくことで、更にファンは増えていくことでしょう。