歌詞が簡単に作れるようになるトレーニング方法『クリティカルシンキング』作詞のネタに困っているなら必読
作詞のネタは日常生活にある
歌詞をもっと簡単に作れるようにするために『読む力』を鍛えてみてください。
この読む力というのは、読書という意味ではなく、感情や情勢などの空気を読む力です。
作詞を始めて間もない方であれば、誰でも直面することなのですが、ネタに困りませんか?
このネタに必要なインスピレーションを起こさせる方法として、クリティカルシンキングがあります。
クリティカルシンキングとはひとつの物事を様々な角度から考える能力
クリティカルシンキングを身に付ければ、ひとつの事象から少なくても3つの可能性を考えられるようになります。
例えば、遊園地で子供がソフトクリームを片手に泣いているとします。
その子供はなぜ泣いているのでしょうか。
クリティカルシンキングを身に付けていない人は、「地面にアイスが落ちちゃったのかな」と考えるかと思いますが、この子供が泣いている可能性は他にもあります。
『貧しい家庭であることを理解しているけどアイスが食べたくておねだりした葛藤や冷たいから、本当はアイスじゃないものが欲しかった』など考えるときりがありません。
このように、ひとつの事象に対して様々な角度から考えることで、複数の物語がイメージすることができて、歌詞を書きやすくなります。
作詞のためのクリティカルシンキングトレーニング
私がおすすめしている方法は3つあります。
- メディア、ニュースの報道を深読みする
- ショッピングモールでの人間観察
- 自然の中に入る
テレビ番組はほとんどが無料で観ることができるので忘れがちですが、どのテレビ番組も企業です。
企業ということは、そこに収益を上げるビジネスが存在していることになります。
しかし、無料で観ることができるのは、スポンサーのおかげです。
スポンサーはその番組にどうして出資するでしょうか。
スポンサーも企業ですので、そこに収益に成り得るビジネスが存在します。
さて、今見ているニュースはどうしてこのニュースを報道しているのでしょうか。
スポンサーのプラスとなり、報道しているテレビ番組もプラスになることをしています。
そのように見解してみるとおおよその理由が見えてきます。
なぜ、このタイミングでこの番組を構成したのだろうと。
人が笑っていたとしても、それは愛想笑いかもしれませんし、空気を読んで合わせているだけかもしれません。
その場合は、必ず、それ相応の微細な行動をします。
人が怒っている場面に遭遇したならば、怒っている内容にフォーカスするのではなく、怒る少し前に何があったかを思い出してみてください。
怒っている人のほとんどが『自尊心が傷つけられています』
例えば、親が子供に怒っている場合は、子供に怒っているというよりは、時間が無駄と感じたり、言っていることを理解してもらえなかったり、泣いているだけで何も話さない子供に「言わなきゃわからないでしょ」と言って、その事象がわからない親自身のもどかしさもありますし、他人の視線によって怒る場合もあります。
このように、人の喜怒哀楽には、人の感情の根源である『恐怖心』が作用していますので、観察してみると楽しいものです。
人の喜怒哀楽がある程度予想できるようになったら、今度は自然の中に入ってみましょう。
自然には、人以外の動物や植物がいます。
その動物や植物の事象を観察すると、より深く理解できるようになります。
例えば、枝にとまっている小鳥にも相性があって、一羽の小鳥が枝でとまっていると、もう一羽の小鳥が距離をあけてとまり、その小鳥が少しずつ少しずつ距離を縮めていき、ある一定の距離以内に入れたら、受け入れていて、もしそこで先にとまっていた小鳥が飛び去ってしまったら、相性が合わなかったのかもしれません。
もちろん、他の意味合いもあります。
危険を察知するのが早かったのかもしれませんし、別の場所に興味を持って飛んでいったのかもしれません。
その場合は、その小鳥の目を見続けてみてください。
その近づく小鳥をきょろきょろと見ていたとしたら、相性が合わなかった可能性が高いのだと思います。
このように日常にある何気ない事象から歌詞は生まれます。
その理由は、作詞をする時には必ず自身の心境や誰か、または、何かの心境を書き起こすからです。
プログラミングをすることによってもクリティカルシンキングを覚えられるが、おすすめはしない
メンタリストDaiGoさんが以下の動画で以下のように仰っておりますので、クリティカルシンキングを覚えられるのは間違いないでしょう。
人生が変わる習い事はこちら(メンタリストDaiGoさんのYouTubeチャンネルへ移動します)
しかし、作詞にとってはひとつだけデメリットになる可能性があります。
それは、『論理力の副作用』です。
クリティカルシンキングの特性上、様々な視点からの見解を導き出せるようになりますが、その分、感情的な行動が難しくなることが起きると想定しています。
もちろん、感情的な行動が少ない人は、堅実的で誠実的である特長を持ち合わせることになりますので、良いこともたくさんあるのですが、芸術において、感情を理論的に捉えてしまうと、形に合わせた作品しか生まれなくなってしまうので、そこはバランスを取る必要があります。
なので、作詞のためのクリティカルシンキングトレーニングが良いと考えています。
クリティカルシンキングは人に流されないようにもなる
人に流されてしまうと人生選択に迫られた時に安全でわかりやすくて楽なほうを選ぶようになりますが、人に流されなければ、自身の目標を明白にして、他が何て言おうと達成する方法を模索し続けることができますので、作詞を含めたクリエイターにとって強い能力になります。