小学生が歌を上手くする歌い方のコツ

小学生ボイトレ

テレビやSNSで歌っている小学生の仲間になろう!

TikTokやYouTubeなどで小学生が歌っている動画を多く見かけませんか?
それだけ、小学生から活動を始めている人が多くなっています。
私が指導をつとめる生徒さんの中にも小学1年生から通う方や小学3年生から通う方もいます。
その理由は、カラオケバトルや音楽チャンプなど音楽番組やTikTokやInstagramなどの始めやすいSNSで歌を人に聴かせる機会が増えたからです。

しばらく続いたマスク生活も終わり、音楽の授業や合唱コンクールで大きな声を出してと先生に言われることも多く、「中学生から習いごとをしよう」とガマンしていると、チャンスをつかめないかもしれません。

そこで、小学生ができる歌の覚え方と上手く聴こえる歌い方のコツをお伝えします。

※こちらでは、カラオケの点数を上げる方法ではなく、人前で歌って、歌が上手いと言われるような歌い方を書いていきます。

小学生が歌を上手くなる3つのコツ

腹式呼吸や体の安定も大切ですが、何よりも『関心を持ったこと』を楽しみましょう。
遊びの中で学んで、楽しいから続けていたら歌が上手くなっていたということが大切です。

  • 毎日歌う
  • 好きな曲をYouTubeなどで聞きながら毎日歌ってください。
    口ずさんだり、小声や、はな声ではなく、大きな声で歌うことがコツです。

    ただ歌うだけで大丈夫です。
    歌うだけで、歌を上手くするための体力と筋肉をきたえられます。

  • 歌詞カードをノートに書く
  • 印刷してもいいのですが、ジブンのノートに書いて、学校に行っても見れるようにしてください。

  • ジブンの声を録音する
  • 歌っている声を録音して、聴いてください。
    「ジブンの声、なんか変だな」と思うかもしれません。
    まずはそれになれてください。
    ジブンの声になれたら、プロの歌手の歌声と比較して、音が外れているところや声が似てないところを探して、歌詞カードに書いてください。

小学生に教えたいことは、毎日つづけるとすごいことが起きることとプロの歌手の歌い方とジブンの歌い方の違うところに気づく音楽センスです。

小学生の歌い方を上手くする3つのコツ

あこがれるプロの歌手は大人の歌手だと思いますが、太い声の歌手の場合は注意してください。
その理由は体の大きさが違うからです。

実は体が大きければ大きいほど、あつみのある太い声になります。
小学生の体は大人から比べて小さいので、かるく細い声になります。

ここで無理をして太い声を出そうとすると、のどぼとけ(のどの真ん中にある、ゴクンと飲むと動くところ)が下がります。
のどぼとけは下がると高い声が出せなくなるクセをつけやすいので将来につながりません。

そのため、小学生が歌を上手くなる歌い方は以下になります。

  • キーを変える
  • 1番歌いやすいキーに変えて、歌ってください。
    キーを2つから4つくらい上げると小学生の声に合います。

    キーを変えるアプリは、ハヤエモンがおすすめです。

  • 抑揚(よくよう)を大げさに歌う
  • 抑揚とは、声の大きさの大小です。
    一曲の中で、声が小さくなるところと大きくなるところがあり、それを真似して歌ってください。

    MVやPVの曲は音の大小を聞きづらくなっているので、ライブ映像がおすすめです。

  • 息をたっぷり使う
  • ウィスパーボイスというテクニックをたくさん使ってください。
    ウィスパーボイスとは、声に息を混ぜた、ささやき声です。

    ずっと大きな声で歌うと、聞いている人は嫌になってしまいます。
    サビでは大きくしてもいいですが、他ではやわらかい声も大切です。

    そのやわらかい声を作るにはウィスパーボイスをしてみてください。

歌えない時にできるイメージングボイトレ

家の中で歌えない時は、イメージングのトレーニングがおすすめです。
歌を聞いて、その曲の雰囲気を見つけます。

  • 曲の喜怒哀楽
  • 歌詞やメロディーから、この曲は楽しんでいる曲かななどと想像してください。

  • 曲の季節感
  • どの季節を歌っているのかを想像してください。

  • 歌手は聞いている人に何を伝えたいか
  • その曲を歌っている歌手は、聞いているアナタにどんな気持ちや思いを伝えたいのか想像してください。

その他、感じたことをノートに書いてください。
そして、感じたことに合う人を妄想します。

歌う時は、その妄想して現れた人が3メートル先にいると思って、その人に歌ってください。

これが小学生から始められるボイストレーニングです。
ぜひおためしくださいね!