『ストレス解消は不要』ストレスの根源をご存知ですか?

ストレスはあってないようなもの

ストレスを感じる時は、どのような時でしょうか。
おそらく、ほとんどの人が『思い通りにいかない時(満たされていないと感じた時)』ではありませんでしょうか。

しかし、この思い通りにいかないと言うのは、人それぞれ異なりますので、ある人にとってはストレスでも、ある人にとってはストレスではない場合があります。
極端に言えば、難民キャンプに水が通れば、多くの方が溢れる笑顔でいっぱいになりますが、日本では、水道の蛇口から水が出ることは、もう当然のように捉えられがちですので、これでは笑顔にはなりません。

愛媛県で水道の蛇口からみかんジュース
愛媛県の一部地域で、蛇口からみかんジュースが出ることに関しても、他の都道府県では「すごい」となりますが、そのみかんジュースが出る蛇口付近に住む人々にとっては普通のことになります。

このように、人はそれぞれの環境によって、幸せに感じたり、ストレスを感じたりするのです。

ストレスをなくしても、またストレスが生まれる

感じているストレスとは、今、最大のストレスであるので、苛立ちなどの感情を起こします。
そのストレスを何らかの形で解消しても、人は、早いと3日目くらいに新しいストレスを見つけます。

なぜなら、全てが順風満帆で幸せが続いていくと慣れて、普通になりますので、そこで「もっとあれがあったらいいのに」などの欲求が現れて、それが達成できない時に不満となり、ストレスを感じるためです。
なので、ストレスをなくそうとする捉え方はエンドレスを引き起こします。

ストレスは向上心にも悪循環にもなる

ストレスは本当に辛いものです。
そして、誰もがストレスを経験します。

しかし、アーティストや起業家として活動する人もいれば、何も行動できなくなる人もいます。
これは、ストレスの捉え方が異なるのが要因です。

活動できる人は、ストレスを努力の糧にして向上することができますが、行動できない人は、上手くいかないことにフォーカスして、ストレスを感じ、そのストレスをすぐに解消しようとして、SNSやYouTubeなどを観て、物理的な時間がなくなり、その時間がないという焦りから、生産性が下がり、本当にしたいことに目を向けられなくなる結果、漠然とした不安感になり、ストレスが更に増えていく悪循環となっていくのです。

例えば、日本の発明家である中松義郎さん(通称、ドクター中松さん)は、閃きは一番ストレスが強い時に起きると発言しています。

それでは、どうしたら、その増え続けるストレスに適応できるのでしょうか。

ストレスの最大値を下げる

ストレスは、『誰が一番強いストレスを抱えている』、『何が一番強いストレスだ』と計ることはできません。
なぜなら、ストレスを感じている人にとって、そのストレスを感じた内容が一番最大だからです。

ならば、そのストレスの最大値を下げれば、ストレスは解消されます。
解消する方法はとても簡単です。

  • 自然に触れる
  • 公園などを散策して、そよ風に身を任せながら、鳥の鳴き声を聴くと、今のストレスがとても小さく感じるようになります。

  • 感謝をする
  • ストレスを感じていると、感謝の気持ちがなくなっていきますが、無理してでも1日1回は誰かに「○○をしてくれて、ありがとう」と言ってみてください。

  • 会話をする
  • 会話できる環境は、自らを認めてくれている環境であり、発言して他の人が反応してくれることで承認欲求が満たされますし、相手のお話を聞くことで、悩みを共有することもできます。

こちらは全て、意識を利他に向ける方法です。
ストレスは『自分が! 私が!』という一人称によって大きくなりやすいので、相手にフォーカスすることが重要です。

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