これだけ! 綺麗な声を楽に出す3つの黄金条件

これだけで歌が上手くなる黄金の基礎トレーニング

発声にはパターンがある

発声が上手くいかない人は、以下の4パターンに当てはまります。

  • 声帯を強く押し当てて、呼気が多くて、大きな声
  • 怒鳴っているように聞こえます。

  • 声帯を強く押し当てて、呼気が少ない声
  • きんきんした声に聞こえます。

  • 声帯の閉じる力が弱くて、呼気が多い声
  • 囁くような声に聞こえます。

  • 声帯の閉じる力が弱くて、呼気が少ない声
  • 大きな声が出せない方に多いです。

上記のパターンに、声の響きが付随して、それぞれの人の歌い方になります。

  • 声の響きが口の後ろ側なら響きが強くなり、前側なら、きんきん声になる
  • 声が軽ければ、高音が出やすくなる。声が太ければ、響きは大きいが、高音が出にくい

これらの強弱によって、人それぞれの発声パターンが形成されます。
それが良い歌い方なら、歌が上手くなり、良くない歌い方なら、良くない癖になっています。

つまりは、声帯の使い方と息を吐く呼吸の使い方と声の響かせ方を覚えるだけで、歌が上手くなり、人前でも安心して歌えるようになります。

歌を上手くする黄金の基礎3つ

以下の3つは、歌に不可欠な基礎です。

  • ボーカルの腹式呼吸
  • ボーカルの腹式呼吸は、一般で言われている腹式呼吸とは、少し違います。
    横隔膜を動かして、肺の下部を伸び縮みさせて、呼吸するのは、通常の腹式呼吸と同じですが、ボーカルの腹式呼吸のポイントは、息を吸う直前に、お腹を凹ませて、肺にある空気をより吐いてから息を吸います。

  • 喉仏の操作
  • 高音域の発声では、喉仏が上がり、低音域では、喉仏が下がります。
    多くの人が習得したいと願う、ミックスボイス(閉鎖性の高い裏声)を発声するには、喉仏を上げる必要があります。

    例えば、Mrs. GREEN APPLEさん、Official髭男dismさん、Vaundyさんなどの高音域を発声する歌手の声を聴いてみてください。
    皆さん、声が太くありません。

    喉仏を上げると声は太くならないので、喉の構造上、声を太くできないのです。
    そのため、ミセスさんをはじめ、多くの歌手は、高音域を歌い、中音域にもう一本、コーラスで合わせて、歌声を厚くして、太く聞こえさせています。

  • 響きの操作
  • 簡単に言うと、「あ」の発声に「お」や「う」を少し混ぜた発声です。
    これは、イメージでお伝えしてしまうのですが、あくびしながら発声してみたり、人参の太いほうを口の奥に詰めて、角度を斜め上にして、更に奥に詰めた感じだったり、煮卵を上顎の後ろのほうに詰めた感じだったり、ディズニーのプーさんの声で歌ってみたりすると、声に響きが入ります。
    これをしないと、きんきん声になり、聴き心地がよくなくなります。

    ただし、テクニックで響きは出し入れしますので、絶対ではありません。
    全て、声の響きをプーさんのように歌うと、オペラっぽくなってポップスの歌い方では無くなりますので気を付けてください。

    テクニックは、別の機会でお話します。

自分自身がどの発声パターンかわからない人はどうしたらいい?

実は、発声パターンは、声帯と呼吸のバランスや声の響きは、お一人お一人で異なり、それが互いを干渉し合うので、私はこのタイプとすぐに見つからない事もあります。
そう言う時は、プロに聞くのが一番早いですが、ご自身で見つける方法があります。

聴く力が求められますが、ご自身の歌を録音して、原曲の歌い方よりも声は太くないか、声は続いているか、ブレスの使い方は似ているか、声質は似ているか、リズムは合っているか、滑舌が重たくないかを確認すると、発声パターンを見つけやすいです。
この発声パターンは、どういう時に声帯や呼吸筋が疲れやすいかを見つける手段にもなるし、喉のケアの目安にもなるので、見つける事をおすすめします。