この夏、ボイトレで「歌が好き」を能力にしよう!


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友人を自分の歌声で驚かしたい!!

夏休みなど長期休みの後に会った友達の歌がすごく上手くなってる!
と驚かれると、なんだか誇らしくなってしまいますね。

胸を張れるし、自信もつくし。自慢できる。
これまで見ていた世界観がまるで変わることだってあり得るでしょう。

歌って不思議なんですよね。
体全身が楽器なので、全身運動をするだけあってか、自分の持っている最大限のパワフルな発声をすると、すっきりするんです。

もともと、音楽の根源は「訴えや嘆き」という内なる思いをぶつけたのが始まりなので、本来は、この姿が自然なんです。

泣きたい思いをぐっと凝らした嘆きをブルースにしたり、相手を罵って強い思いをラップにしたり、もっと言えば、歌詞が英語で歌えなくても、「ららら…」と発声するだけでも、歌っている人の思いは伝わります。
誰かを睨みつけて、今にも飛びかかりそうな発声で「ららら」と発声すると、声に歪みが生じますし、愛おしい誰かの頭を撫でて愛でている想像をしながら「ららら」と発声すると、柔らかな声になります。

体全身が楽器と言われるのはそこにあるのでしょう。
歌声って、常日頃のストレスが大きく反映されて、辛いことがあるとついつい塞ぎがちの声になったりするんです。

でも逆にいろいろ経験をしているからこその深みある歌声にもなります。
なので、歌声とは、人生と一緒に歩んできた、もうひとつの人生そのものなんです。

誰もが生活の中で自然と歌を歌い、音楽を聴き、過ごしています。
もうすでに、音楽を学んでいるんです。
あとは、自分が楽しいのか、悲しいのか、嬉しいのか、辛いのかに気がついてあげることで歌は生まれます。
その自然と放たれる内なる自分の表現をより深いものにできるのがボイストレーニング(ボイトレ)だと思っています。