必見!変声期のボイストレーニング方法(男性・女性)

変声期の成り立ち

変声期とは、第二次成長期に起きる声帯の急激な変化により、深みのある声へと変わっていく時期の事を言います。
では、変声期の成り立ちから紐解いてみましょう。

変声期になると、どうして低い声になるの?

声帯は、本当に繊細な器官で、1ミリでも腫れたりすると、声が出しづらくなったり、低い声になったりします。
例えば、声帯を輪ゴムに見立ててみるとわかりやすいです。

輪ゴムの伸ばして、ピンッとはじくと、振動して音がなりますよね。
強く伸ばせば、高音の音がなり、少したるませれば、ブルルンっと低音の音が鳴ります。
これが発声時の声帯にも起きています。

なので、変声期前(子供)の声帯は、小さな輪ゴムのように伸ばせば、すぐにピンッと張りつめるので、高音域が出しやすく、変声期を迎えた声帯は、小さな輪ゴムから大きな輪ゴムへ変わるように大きくなり、高音域が出しづらくなってしまうのです。

その変化も、男性の場合は急激で、約一年です。女性の場合は、年月をかけてゆっくりと変化していきます。
(一概ではありません。男性女性共に、変声期の変化は個人差があります)

変声期になると、すぐに声が裏返る

変声期を迎えると、ボイストレーニングやカラオケなどでもそうですが、日常の会話でも、声が裏返ったり、かすれたりしますよね。
これは、声帯の変化に感覚が追い付いていないのが原因です。

おそらく誰もが、声帯を意識して、日常会話を楽しんだりしていないと思います。
しかし、会話でも、しっかりと声帯を使っているのです。

その無意識のうちに自然と使っていた声帯が変化した事により、今まで、使っていた方法では、声帯が思うように動かなくなってしまったので、声が裏返ったり、かすれたりしてしまいます。

変声期のボイストレーニング方法

声帯は、とても繊細な器官なので、正しいボイストレーニングが必要です。
特に、変声期の時は、声帯が充血していますので、無理な発声やボイストレーニングは、炎症などの症状が起きてしまいますので、ご注意ください。

まずは、自分の声帯を守る

喉の天敵は、『乾燥』です。乾燥した状態で、発声すると、摩擦により炎症が起き、腫れる原因になります。
マスクの常用やのど飴で口腔内から喉を湿らせておきましょう。

慌てず、不安にならず、無理な発声をしないように

今まで、高音域の澄んだ声が、日に日に失われていく事に、焦ったり、不安になったりしてしまうと思います。
しかし、焦って、無理な発声を続けると、喉を酷使してしまい、あらぬ症状を誘発させてしまう恐れがあります。

声帯の形状と反応を確かめつつ、ハーフトーンボイス(ミドルボイス)を発声する

ハーフトーンボイス(ミドルボイス)のメリットとして、声帯への負担が軽いのが挙げられます。
このハーフトーンボイス(ミドルボイス)で、声帯の形状と反応を確かめて、ボイストレーニングをしていきます。

ただし、ハーフトーンボイス(ミドルボイス)をする際は、特にこまめな水分補給をして、喉を守ってください。

変声期は、喉の違和感に気がつきにくい時期

変声期は、喉の調子が良くない日が続きますが、その中でも、『痛み』や『違和感』には気をつけてください。
もし痛みや違和感があるようでしたら、一度、咽喉科へ受診してメディカルチェックをしてみるのが良いかと思われます。

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