【お悩み相談】何から始めたら良いのかわからない場合は好きなことに付加価値をつける
ペンネーム【てち】さん、10代の女性からいただいたお悩み相談です。
こんにちは。僕は熊谷市在住の高校二年生です。
今回、このような御悩み相談をさせて頂く過程を聞いてください。自分の将来の夢は、レスキュー隊になることでした。なぜだかは分かりませんが、公務員になってレスキューになるんだ、とずーと貫いてきました。ですが、今まで唯一貫き通してきた夢が変わりました。僕は、歌が好きです。なので、よくテレビやYoutubeなどでLIVEの映像やらを、沢山みます。そして、元気をもらいます。その中で、欅坂46が大好きになりました。往年のアイドルとは180°方向性が違く、そこに感銘を受けました。そうして見ているうちに平手友梨奈さんに憧れを持つようになりました。しかし、今年1月26日に脱退。とにかく泣きました。そこの辺りから自分がテレビやYoutubeの見ている側ではなく、歌う側になりたいと思いました。
今僕は10代です。そんな僕はいつも笑顔を、たやさないように心がけています。このようなことは絶対口には出しませんが、それがどれほど辛かったり、大変なものか。あとは、僕は大人が嫌いです。なぜなら、嘘でできていると言っても過言でもないと思うからです。お偉いさんにはペコペコ頭下げて、上の人が威張りまくって。でも、これは当たり前のことだとは思います。これが常識。ですが、このようなことから、暴言、暴力、セクハラ、パワハラ、自殺等々になってくるのでは無いのでしょうか?と思ったり。10代にしか分からない物事についての見解の仕方、10代の若者なりの考え。などなどそういった今にしかできないことを歌にして、このような事で苦しんでる人や共感できる人が勇気を持ったり、少し、ほんの少しだけでも世の中が良い方向に変わって行けたらなと思います。
ですが、現実はそんなに簡単で楽でないです。普通の人よりは歌を、歌うのは好きです。決して上手いとは思いません。テレビに出て歌いたい!!と思う人など何万人いることか。その中のほんのほんのひと握りしかでれない。でも、簡単に言えばそのひと握りの中に入ってしまえばいい、と思いました。ですが、そのたまにはどうしたら良いかなど全くわかりません。自分なりには調べたものの …
今僕は高校二年生です。そろそろ進路を決めるにはちょうどいい時期かなと個人的には思っています。ボイトレ等にも通いたいと思ったりもしています。今からできること、そして、これからどうしたら良いかなどをアドバイスして頂けないでしょうか?よろしくお願いします長文失礼しました
てちさんが、まず初めにしてみること『付加価値』
歌が好きとのことでございますので、まずは、歌が好きに、プラスひとつ、加えてみることをおすすめします。
例えば、カラオケに行って歌うことが好きであるならば、カラオケで歌う時に『カラオケアプリ』を加えてみる。
カラオケアプリは、リアルタイムでリスナーからの評価を受け取ることができますし、人に見せる力も養えます。
そして、何よりもこの後にお伝えする、歌を仕事にするためのファン獲得にも繋がります。
最近では『カラスタ』というカラオケアプリが有名です。
カラスタは、ネットライブのように配信することができることが強みです。
※カラスタと当スクールは何一つ契約も関係も持ちません。
しかし、流行というのは移り変わるので、今は、カラスタでも、一年後はまた違うのが流行になるかもしれません。
例えば、以前、nanaというカラオケアプリが話題になりましたが、今では過疎化が目立ちます。
マスタープランを設計する
続いて、好きなことを無理なく、楽しみながら継続していきつつ、同時進行でマスタープランを作ってみることをおすすめします。
マスタープランとは、アーティストのどの強みを生かし、何をどのように売り出していくかという企画から、いつまでにどのくらいの実績を作るかという年間計画などの全体の基本的な計画のことを言います。
歌手も含めた、プロで活躍するアーティストの誰もが、このマスタープランを設計して活動をしています。
実は、歌手は歌を歌うことでお金を得ているのではなく、アーティストそのものでお金を得ています。
例えば、MISIAさんは歌手活動の他に、キャラクターやグッズ販売、ラジオパーソナリティー、絵本の執筆、ファンクラブ、テレビ番組などのメディア出演などの様々な活動をしています。
これら全ては、【MISIA】というアーティストを育てるための宣伝、販促です。
元々、ステージコンサートは、場所の利用料や設備費、人件費などにより、収益が少なく、それだけでは、赤字になってしまいます。
なので、コンサートではおなじみのグッズ販売が会場の外で収益を得ることでコンサートを開催することができる仕組みになっています。
てちさんは、まだ歌手活動を検討している段階ではありますが、マスタープランを設計して、てちさんという個人をマネジメントしてみてはいかがでしょうか。
マスタープランを作る方法
マスタープランを作る際に必要なものとして、自己分析、プロファイリングです。
てちさんは何を武器として、どのようになりたいですか?
てちさんの能力を考える
お便りを拝見させていただいて、てちさんには以下の能力を既にお持ちであると考えます。
- 共感力
- 客観力
- 続けてきたこと
憶測になりますが、人に合わせるのが辛くなってはいませんか?
例えば、レスキュー隊が夢だったのは、レスキュー隊になると言うと誰かが喜んでくれたかではないでしょうか。
また、「いつも笑顔を、たやさないように心がけています」こちらについても、他人の目を気にして、人に嫌われないようになさっているのではないでしょうか。
これらは、人を良く観察しているからこそできる能力です。
人をより知ろうとすればするほど、相手の気持ちを理解する能力に繋がります。
欅坂46さんの影響もあるかと思いますが、馴れ合いではなく、反骨的な感情を見受けられます。
これは、「こう言われたからこうだ」という捉え方ではなく、「こう言われたけどなぜ?」という、物事の捉え方を疑問で解釈することができる能力です。
物事を疑問で捉えることで、その疑問を調べるチャンスが生まれ、より深く理解することができ、見識が広がります。
例えば、習い事でも、遊びや運動などがありましたら、それも能力になります。
このように、他にも日常生活の行動で能力にならないかを考えてみてください。
その全てを混ぜ合わせることで、てちさんにしかできないオリジナルの能力になります。
これが個性です。
てちさんの能力を武器に、何をするか
活動を始める目的はなんでしょうか。
歌手になること
テレビに出ること
有名になること
同じ境遇の人を癒したい
人を助けたい
てちさんの気持ちを誰かに気がついて欲しい
自分の存在価値を知りたい
このような思いはありませんか?
※一度もお会いしておりませんのに、このような失礼な考察をしてしまい、申し訳ございません。
何卒ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
その能力と思いで何をするか。企画作り
- 活動メンバーはどうするか
- 活動スタイルはどうするか
- グループの場合メンバー募集はどうするか
- 活動方法
- 年間計画を立てる
ソロ、グループなど。
ボーカル、コーラス、バンド、ミュージカル、ダンスボーカルなど。
サークルや学校などにアポイントが必要になる場合もあります。
作詞(思いを発信する)→無料作詞提供サービスにて発信する→ファン獲得目的
※文学が得意であれば、作詞をしてみるのも良いでしょう。
そして、インディーズで活動されている歌手に歌詞を提供してみてはいかがでしょうか。
YouTubeでも有名な歌い手さんがいます。
その歌い手さんとコラボをすることで、ファンを増やすきっかけになることでしょう。
作曲→YouTube無料楽曲などの楽曲提供→ファン獲得目的
※DTMと呼ばれるパソコンソフトで作曲ができます。無料ソフトもありますので、試してみるのも良いかもしれません。
シンガーソングライター→絵師さんとコラボしても面白いものができる→ファン獲得目的
※SNSやYouTubeの2020年現在のニーズは、手軽にすぐに内容が理解できるものですので、どうしても、歌ってみただけの動画ですと、視覚的なインパクトに欠けてしまいます。
そこで、絵師さんやアニメーターとコラボして、映像は任せて、音楽は作るというスタイルも良いでしょう。
動画配信(Show Room、イチナナ、Sing、カラスタなど)→ファン獲得目的
※カバー曲を発信したり、ファッションシーンも盛り込んだオフシーンを取り入れて、よりファンとの親近感で共感を得るドキュメンタリーを仕込むことも宣伝には効果的です。
その他、ダンスなどをなさっている場合は、パフォーマンス動画を配信するのも良いでしょう。
これらは一つで完結するものではなく、できるだけ多くの活動をして、様々なジャンルで、『てちさん』というアーティストのファンを増やす方法です。
正直、簡単ではありませんが、ファンを獲得したら、いつでもそれをお仕事にできます。
何月までにファンを100人増やしたいとするならば、今何をするか、何日までに何をするかという年単位で計画を立てます。
この際のポイントとして、大きな目標(いついつまでにファンが10人になるなど)ではなく、小さな目標(動画配信ならば、動画配信アプリをダウンロードするなど)を細かく記しておきましょう。
そして、成し遂げたら、その項目に丸をつけていくとモチベーションに繋がります。
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ここまでが活動の大まかな手順です。
得意不得意や生活環境、経験などのてちさんのあるとあらゆるものをリストアップしてそれを組み合わせていくことが、アーティスト活動には不可欠となります。
より詳しくお伝えしたいのですが、ケースバイケースが多いので、大まかな回答となりますこと、ご了承ください。
以下からは、内容の返答になります。
夢は変わって良い
将来の夢は、幼い頃の夢からどんどん変わっていくべきです。
その理由は、幼い頃の夢は、親元の生活環境で見聞きした職業を選択しやすいからです。
例えば、親が「歌手って格好いいよね」というとその職業は「格好いい」という認識になり、親が歌を嫌うなら、歌の職業を考えなくなります。
しかし、成長していく過程で様々な職業があることを知り、自主性が生まれてくると、親の意見から離れて、自らの意思で職業を選び始めます。
なので、幼い頃の将来の夢は幼い頃に希望したものであり、今は違う。それだけです。
これから先もどんどん、「あ、これしてみたい」と思うものが登場してくると思いますが、「私はこれをすると決めたんだ」と視野を狭くせずに、どんどん好奇心を持って様々なことに挑戦してみてください。
その経験が将来的に独自性となって、てちさんにしかできないアートになっていきます。
調べても方法が見つからない2つの理由
こちらの理由は2つあります。
ひとつは、活動方法が人それぞれ、ケースバイケースで変わるので、情報として発信しづらい。
もうひとつは、誰かが過去に成功した方法論は、書籍やダウンロードコンテンツとして販売しているために、有料でないと情報を収集できないようになっているためです。
そして、それは、最新の情報ではない場合があります。
なぜなら、最新の方法論を公開すると競争率が上がってしまうためです。
しかし、あえて競争率を上げて流行を作り出す方法もありますので、一概には言えない部分があります。
大人が嫌いについて
元々、大人とは何をもって、大人と呼ぶでしょうか。
私は、大人を大きくなった子供と評することがあります。
初めは誰もが同じ新生児として誕生し、年月をかけて成長していきます。
その成長の過程で性格が形成されて、様々な人に変化していきます。
例えば、富裕層に産まれた子供ならば、お金は生み出すものと捉え、貧困層に産まれた子供ならば、お金は稼ぐものと捉えます。
誰かに「歌うまいね」と言われた子供は歌が好きな大人になり、「歌が下手だね」と言われた子供は歌が嫌いな大人になります。
それだけです。
日本では、成人を迎えた人が大人とされますが、それは、あくまでも、そのように仕組みを設けたほうが、集団をまとめやすかったり、富裕層が利益を生み出すことができるからであって、はっきりとした定義はありません。
嘘、暴言、暴力、セクハラ、パワハラが起きる理由
- 人が嘘をつく理由
- 暴言、暴力、パワハラをする理由
- セクハラをする理由
- 自殺について
なぜ嘘をつくのか、これは、自らの立場や地位、プライドを守るためです。
立場や地位、プライドというのは、すぐについたものではなく、何年も正しいと思って生活してきたことを証明するものです。
なので、立場や地位、プライドが崩れそうになると、今まで信じてきたものを必死に守ろうとしてしまうのです。
「自分が間違っていた」、「今までの人生は何だったんだ」と認めたくないからです。
なので、年齢も性別も関係なく、嘘をつきます。
嘘をつくこと自体は、「あ、身を守ろうとしているんだな」と可愛く感じますが、問題は、その嘘をついている人が権力者の場合です。
これは集団を嘘で操作することができてしまうからです。
暴言、暴力、パワハラは、加害者にある不安感や寂しさから起きます。
そして、不安や寂しさは恐怖心から生まれます。
つまり加害者は怖いから攻撃的防衛手段をとっているのです。
元々、猛獣と呼ばれている動物たちも、人を襲う存在ではなかったとされており、人が動物をおとしめた歴史の結果、人は怖い存在だという認識がDNAに加えられたと言われています。
なので、暴力的な人がいるのであれば、その人に長期的に優しく接してみてください。
変化が見られることでしょう。
もちろん男尊女卑の名残が今も残っている部分がありますが、セクシャルな部分が関与しますので、ふせさせてください。
世間ではもう話題にならなくなりましたが、神奈川県の電車のホームから飛び降りた高校二年生の学生さんがいらっしゃいます。
この神奈川県のお話は、私の中で大きく後悔の念があります。
神奈川県から埼玉県は遠方ではあるが、行き来できる距離です。
もし、覚悟なさる前に、私がそのSNSを見つけたり、当人が当スクールを見つけたならば、何かしらのお話ができたのではないかと悔しく思っております。
自殺の要因となるのは、脳の分泌物が関係すると私は考えています。
オキシトシン、セロトニン、エンドルフィンが要因であると思いますが、こちらは詳細を記載しないとします。
もし、当スクールに自殺したいとおっしゃる方がきたならば、私は、自殺を否定しないでしょう。
自殺をしようと覚悟するまでの経緯を考えると、とても否定はできません。
ただし、肯定もしません。
なぜなら、その経験が、てちさんのように「同じ境遇の人を助けたい」という揺るぎない意志になるからです。
その意志を確立した際は、誰よりも研ぎ澄まされたものとなりましょう。
なので、私は、このようにお話することでしょう。
「自殺をしてはいけないなんて言えません。しかし、自殺をする前に、産まれてから出会ってきたありとあらゆるもの(良い人も嫌いな人も、生活を共にした物全て)に、ありがとう。と言ってから、もう一度、私に自殺をしたいとお話ください」
新型コロナウイルスに影響によって、これから自殺なさる方が増えてくるでしょう。
その中で必要になるのが、常識と言われるものに問題提議していくアーティストです。
高校二年生というご年齢は、二学期から進路相談が始まったりと、「自分が存在している意味は?」、「将来、何がしたい?」と悩まれることが多くなることでしょう。
そこで、周囲の意見に飲まれるも人生ですし、そこで疑問を持つのも人生です。
もし、歌う側(提供者)を希望するならば、物事に疑問を持ち、それについて、悩んでいる人たちのために何かできることを探してみてください。
それがファンを獲得する結果を生みます。
応援しております。
好きを貫いてください。