あれを真似をするだけでプロになれる方法

ほんのちょっと真似をするだけで誰でもプロになれるが、ほとんどの人が知らないこと

アーティストは独自性が必要だという方もいらっしゃいますが、まず初めに結論をお伝えいたしますと、歴代のアーティストの誰もが何かを真似をしてプロになっています。
芸術では、オマージュ、リスペクト、パロディ、二次作品と呼ばれるものがありますが、全て『真似』です。

更に、生活の中にあるものは全て人の手によって作られているため、そのものの中で興味を持ったものを記憶や体で覚え、それがやがてアーティストとしての発想に変換されます。
なので、誰もが人の真似で生活し、人の真似から新しいものを生んでいるのです。

真似にもルールがあります

真似は基本的に許容されている社会ですが、ある一定基準以上の真似は罰則の対象となります。
例えば、書籍の内容を一部引用ではなく、全て引用して販売や日本で販売されている書籍を英語で翻訳して販売したり、他人のデジタルコンテンツをそのまま教材などとして転売したり、音楽であれば、16小節以上同じコード進行は禁止となっています。

ある方法で人の真似をグッとプロにできる

人の真似はプロになれます。
しかし、人の真似でプロになるためには、『錬金』が必要です。

例えば、ボイストレーニングを学んでいるとして、ボイストレーニングの知識やノウハウを知り得ることができるでしょう。
しかし、地球上にボイストレーニングの知識を持っている人は大勢います。

なので、その中では、先に活躍している人にはかなわず、二番煎じの入る隙がありません。

それでは、そのボイストレーニングの知識に、心理学の知識を加えたらどうなるでしょうか。
例えば、心理学に基づいた言葉の使い方による作詞や音響に心理的作用を加えた作曲。

こうすることで、ボイストレーニングの中でも、ひとつ抜きんでることができます。
さらに、英語を加えてみましょう。

ボイストレーニングの知識に心理学と英語を混ぜるならば、私であれば、テレワークを利用した、アフリカなどへのボイストレーニングコーチングをするでしょう。
音楽の原点であるアフリカの独特な音楽に最先端のボーカルテクニックをお伝えすることで、新しいものが生み出せますし、もしかしたら、貧困層の人たちにもより幸せを与えることができるかもしれないからです。

これが結果として、仕事になります。

このように『真似』と『真似』を組み合わせることで、新しいアーティストが生まれます。
この真似は数が多ければ多い程、新しいものを生み出す材料になりますので、興味を一つに絞らずに、日頃から、「あ、これもしてみよっと」という軽いフットワークでちょっと体験して、材料を蓄えていくことをおすすめします。

真似と真似を組み合わせるコツ

ポイントは3つあります。

  • 異業種を選ぶ
  • 例えば、ボーカルがピアノを覚えて弾き語りを始めても、その音楽業界のジャンルの中で少し抜きんでるだけなので、ムーブメント(社会的な動き)を起こすことはできません。
    それでは、こちらはどうでしょう。

    『ボーカルが建築家になりました』
    きっと気密性の高い防音設備を設計したり、人に空調の風が当たらないような細かい技術を開発することでしょう。

  • 経験を使う
  • 体験したことのない業種を予測で組み合わせても、実際に体験した方には及びません。
    人は年齢の分、様々なことを体験しています。

    何気ないので、すぐに忘れてしまうこともあるかと思いますが、そのいつもしている何気ないことというのはもう何度も経験していて熟練なはずです。
    それを上手く組み合わせることで新しいものが生まれます。

  • 発想力
  • 何をどのように組み合わせていくかにより、それがプロになるかが決まります。
    そのプロに繋げる組み合わせかたに必要なのは、どうしたら人のためになるかを考えることです。

    人は、自らに利益があると感じないと、手に取りません。
    なので、いかに、人が幸せになるかを考えることで、新しい発想を生み出します。

    例えば、100円均一ショップの商品の多くは一般のアイデアを原型として開発されています。
    これは、主婦(主夫)であれば、家事という現場で「これ、こうだったらもっと使いやすくなるのに」というリアルタイムの声が反映されているからです。

    世界にあるあらゆるものは全て会社が開発しているのでなく、会社に務めている、『人』が開発しています。
    なので、ものとは完璧なものは一つもなく、今、高性能であるという一過性でしかありません。

    したがって、そこには、さらに良いものにできる方法が眠っています。
    それを会社ではなく、これからも人が開発していくのです。

このように、プロになるのに必要なのは、今あるものを繋げる発想力が重要なのです。
ボーカルトレーナーの私が言うのは、おかしなことではありますが、能力も必要ですが、新しい発想を企画実行できる人がプロになります。