夏がきた!ボーカルの熱中症対策
連日の真夏日で秋が恋しい季節
熊谷市では連日真夏日が続いていますが、皆さんはいかがお過ごしですか?
もう夏はいいから、早く秋にならないかな。と思う今日この頃ですが、まだ梅雨明けしていないんですよね。
夏本番はこれから…。
これから本当の暑さがくるのですね。
高難易度!真夏のボーカルの体調管理をわかりやすくまとめました!
ボーカルや喉を使う仕事に勤めている方は、何よりも風邪に対して恐怖を感じているのではないでしょうか。
鼻かぜになれば、呼気の逃げ口を遮られますので、どうしても鼻声になりやすく。
のど風邪になれば、共鳴腔を上手く使えなくなり、響きのある発声ができなくなってしまいます。
重症化すれば、声帯付近まで炎症が広がり、飲み下しの痛みと共に、中高域から高音へ声が出しづらくなってしまいます。
こんなことになる前に、ボーカルなら見てほしい、ボーカルの夏の熱中症対策を簡潔にお伝えしていきたいと思います。
声帯・喉のための熱中症対策
これは水分が資本の体にとって、必要不可欠ですね。
必要最低限、一日の補給する水分量は身長でわかります。
例えば、「身長150cmの方であれば、一日1.5リットルの水分補給」です。
ただし、こちらの目安水分量は安静に過ごされた時の最低限の水分補給量なので、運動される方や外出された際には更に水分補給が必要になります。
私は、一日2リットルを目安に水分補給をしています。
夏は湿度が高いと思われがちですが、実は40パーセントから50パーセントが平均で、冷房が入った室内だと、さらに湿度が低くなってしまいます。
ボーカルにとっての最高の湿度は80パーセントと言われており、35パーセント以下の湿度では、喉がどんどん乾燥して、パリパリになってしまいます。
湿度計でいつも居る場所の湿度をチェックしてみましょう。
(スマートフォンで湿度計のアプリがありますが、正確に測れませんので、お気を付けください)
梅雨時期から夏はカビや細菌が繁殖しやすい時期になります。
特に寝室は、寝ている間、ずっと居る場所になりますので、特に注意が必要です。
換気も必要ですが、寝具を干したり、洗濯、掃除機をかけたりして、埃や皮脂、汗に気を付けてください。
私は、空気清浄機を24時間稼働して、時折、重曹を水で溶いた重曹水を霧吹きにして、部屋中に散布しています。
暑いとつい、口呼吸になってしまいがちですが、口呼吸は喉の粘膜を痛める大きな要因の一つとなってしまいます。
特に気温の高い日は、発汗で体内の水分が失われ、呼気からもどんどん水分がなくなっていきます。
暑くて辛いかもしれませんが、外出時がマスクの着用をおすすめします。
また、夏になると町内放送でよく「光化学スモッグ注意報が発令されました」と聞くかと思います。
皆さん、特に気に留めることもなく過ごされており、児童も元気よく下校している姿をよくお見掛けします。
しかし、光化学スモッグとは、排気ガスや工場排煙が空気中で化学変化を起こした化学物質で、発がん性があるのをご存知ですか?
私は、N95マスクを常時着用しています。
夏の夜は湯上りの一杯が格別に旨い!とおっしゃる方もいますが、ボーカルの観点から、一番してはいけない事です。
キンキンに冷やしたビールをどうぞ。と、CMなどでよく謳っていますが、喉は粘膜なので、急な冷えに弱く、アルコールは水分補給にならないのに、のどごしが良い液体なので、水分補給したと勘違いしてしまいます。
さらには、アルコールは利尿作用があるので、増々、脱水に陥ってしまいます。
どうしても、飲酒したいのであれば、アルコール一杯に水も同じ量の一杯を飲むことをおすすめします。
私は、アルコールを一切飲みません。喉の不調が何よりも怖いので。
もっとボーカルの熱中症対策を知りたい方はぜひ体験レッスンへ
いかがでしたでしょうか。
私の普段取り入れている方法も踏まえて記してみました。
風邪気味だったり、喉の調子が良くない時のボイストレーニング方法もありますので、もし喉の不調を感じておりましたら、ぜひ、セントラルノイズの体験レッスンにお越しください。
体験レッスン時に、悩み事などをお聞きしますので、その時におっしゃっていただければ、喉の状態のチェックと緩和のメニューで体験レッスンを進めていきます。
では、健康で楽しい夏をお過ごしください。