カラオケの採点で高得点を出す方法を考察 その1

こちらのページは、その1その2があります。

最新鋭のカラオケ採点機能は難易度がグンと上がっている

ひと昔前のカラオケ採点と言えば、第三者から聴いて、歌がうまいと感じる歌い方をすれば、98点前後は簡単に出せましたが、現代のカラオケ採点はそう簡単にはいきません。
グレードアップをしていくたびに採点箇所が細かくなり、現在は音程をしっかりと整えるだけでは95点の壁を超えることができないようになっています。

いずれ、AIがカラオケ採点機能に導入され、さらに、緻密な採点ができるようになりそうですね。
こちらのページでは、カラオケ機器「DAM」の精密採点DXという採点機能に焦点を当ててお話していきたいと思います。

※必ずしも高得点が取れる保証はございませんが、私自身(当スクールのボーカルトレーナー)が試して、実際に得点が上がりましたので、お伝えしてまいります。

DAMの精密採点DXの採点基準を知る

DAMの精密採点DXは大きく分けて5つの加点要素があります。

  • 音程
  • 原曲とまったく同じのキーで歌えているかを審査する加点要素。

  • 安定性
  • 声は震えているかを審査する加点要素。

  • 表現力
  • 抑揚やしゃくり、こぶしやフォールといた、声に表現をつける技を審査する加点要素。

  • リズム
  • もたったり、駆けたりしていないか(リズムに出遅れていないか、早すぎていないか)を審査する加点要素。

  • ロングトーンとビブラート
  • 安定的に呼気を送り続けて、声を伸ばしたり、ビブラートの種類を「B-3」でできるかを審査する加点要素。
    ビブラートの種類一覧
    ビブラートの種類の詳細はこちら(別のサイトへ移動します)

この採点基準に関しては、こちらにとても詳しく記載されておりますので、ご覧になってみてください。
精密採点DXのコツ(別のサイトへ移動します)

カラオケで高得点を出すために必要なボイストレーニング

ポイントは3つ。
「腹圧による呼気の安定供給」「声帯の柔軟性」「歌い込み」

ボーカルトレーナーからの視点でお伝えするならば、音程、安定性、ビブラートとロングトーンは腹圧による呼気の安定供給と声帯の柔軟性の向上をマスターすることで点数を上げることは容易と考えます。
また、表現力は表現方法という技を熟知することで多彩に色付けできるでしょう。

リズムに関しては、特定の曲をどれだけ歌い込んだかによるものがあります。
リズムにのみならず、呼気の安定供給や表現力も、他の人よりも歌い込んだかによるものが勝敗を分けるでしょう。

例えば、100回歌って、100回とも完璧に歌える方はそう居ません。練習で100%が出せたとしても、本番では70%ほどしか本領発揮できないなんてことは、とても普通なことです。
この原因として、その歌い込んだ特定の曲のブレスのタイミングをわずか少しだけずれて呼吸を取り込んだり、いつもより浅く呼吸を取り込んだり、いつもより長くロングトーンで歌ったりと、歌うたびに歌い方が変わるために起きます。

もちろん、その日々のコンディションやエモーショナルによって、歌い方が変わるのは「生もの」と呼ばれ、生きている歌い方になり、これが本当のボーカルと呼ばれるものなのですが、このカラオケ採点機能はあくまでロボットなので、「ダメと言ったらダメ」なのです。

シンプルにお伝えするならば、ボーカルとしての歌い方ではなく、カラオケ採点機能が「ファン」になってくれるような歌い方が必要になってくるのです。
例えば、料亭が何十人ものお客さんに全く変わらない味の料理を提供するように。ある種のカラオケ採点機能のために歌うような感じですね。

カラオケで高得点を出すために必要なのは歌唱力だけではない

上記にお伝えした通り、歌う能力は必須になりますが、実は、歌唱力だけで100点を取るのは些か難しいものがあります。
もちろん、小細工なしで100点を取る方もいるかと思いますが、採点が伸び悩んでいる方や精密採点DXで95点以上にいかない方はこちらもお試しください。

カラオケ機器DAMの設定を変更する

カラオケ機器DAMには、音質を変える設定があります。

  • ライブDAMの場合
  • 1:カラオケ機器DAM本体の画面外の左にあるメニューをタッチする。
    ※見づらいのですが、画面左の白く光っている四角いボタンです。
    ライブダムメニューボタンの位置
    2:画面内の右下にある設定をタッチする。
    ※見づらいのですが、画面の中に5つ並んでいる青いボタンの一番右です。
    ライブダム設定ボタンの位置
    3:ボーカルプロセッサー設定をタッチする。
    ライブダムのボーカルプロセッサー
    4:お好みの音質をタッチする。※私はソフトを設定しています。
    ボーカルプロセッサーはソフトが良い
    5:お好みのエコー種類をタッチする。※私はウォームを設定しています。
    エコー種類はウォームが良い
    6:決定をタッチする。

  • ライブDAMスタジアムの場合
  • 1:画面外の右にあるメニューをタッチする。
    ※見づらいのですが、画面外の右側で赤く光っているボタンの下のボタンです。
    ライブダムスタジアムのメニューボタンの位置
    2:画面内の右下にある設定をタッチする。
    ライブダムスタジアムの設定ボタンの位置
    3:音をタッチする。
    音をタッチする
    4:トーンコントロールをタッチする。
    トーンコントロールの位置
    5:ミュージックをタッチして、お好みの音質に変更する。※スピーカーから流れる音楽がキンキンする場合は、高音を下げる。
    カラオケの音源の音質を変える方法
    6:マイクをタッチして、お好みの音質に変更する。※基本的には、中音を上げるとボーカルの声がスピーカーから流れる音楽より前に出て、バランスが良くなるのですが、中音はハウリング(キーン!)となりやすいので、注意が必要。
    中音のバランスを慎重に設定する
    7:もどるをタッチする。(もどるをタッチすると、変更した設定が保存される)

    8:ボーカルプロセッサーをタッチする。
    トーンコントロールの位置
    9:エコー種別をタッチする。
    エコー種類を設定する
    10:右枠に表示されるエコー種別から、お好みのエコーを選ぶ。※私はウォームを選択しました。

    11:もどるをタッチする。

こちらで設定が完了となります。
カラオケ採点をする方の声質に合わせて設定すると、点数が上がりやすくなります。※私自身、この設定で1.5点ほど上がったのを確認いたしました。
退出する際には、元の設定に戻してあげてくださいね。次に入室する方への思いやりです。

その1は以上になります。画像を多く使用したため、ページが重くなりやすいので、『カラオケの採点で高得点を出す方法』は2つに分けました。

その2は以下のページでご覧いただけます。

カラオケの採点で高得点を出す方法を考察 その2へ続く
(セントラルノイズボイススクールのページへ移動します)