将来の夢を否定する人の対応と考え方、捉え方

将来なりたい夢に向かって歩み始めると、否定する人が現れる理由

「夢なんて叶わないんだから諦めなよ」
「そろそろいい加減、正社員になりなよ」
「一生遊んで暮らすわけ?」

夢に向かって努力していると、このように足を掴もうとする人がいますが、否定する理由はその人の知らない世界だからです。

人は、不安定になることを恐れる習性がありますので、自らの考え方が一番と考えてしまい、そのフィールドの外にあるものを『違う』と判断してしまうのです。
例えば、電車に乗っていて、突然、ある一人がスクワットを始めたら、怪訝と同時に不安になりませんか?

もしかしたら、そのスクワットをしていた方は、この後に、スポーツの試合などがあって、ウォーミングアップをしていたのかもしれません。
周囲の人が迷惑になるようなことをするのであれば、お話は異なりますが、その方にとっては、今この瞬間にトレーニングを行わなければならない理由があったのでしょう。

このような例もございます。
深部静脈血栓症(足の血栓症)を患っている方は男性でもタイツを穿きます。

暑い夏でも寒い冬でも欠かさず穿き続けます。
他の人から見たならば、タイツを穿いている男性を見て、どのように感じるでしょうか。

多くの方が違和感を覚えることでしょう。
しかし、タイツを穿いていなければ、血栓(血の塊)が血管の中で形成され、血流を滞らせてしまい、症状を悪化させてしまうのです。

このように、一人一人、今している事には理由があり、その理由を理解できない時に、人は今まで生きてきた自らの経験と知識で相手を考えて、勝手に答えを出してしまうのです。

パフォーマーや芸術家など、アーティストとして仕事をされている方は、正社員の仕事の苦しみはわからないことでしょう。
正社員でお仕事をされている方は、アーティストの仕事の苦しみはわからないことでしょう。

どちらが優位でもなく、一人一人が選んだ道なのです。
そこにどうして否定ができましょうか。

他人の意見を気にしていると起きること

仏教でこのような言葉があります。
「霧の中を行けば覚えざるに衣湿る」

現代語訳すると、「霧の中を歩いていれば、いつの間にか、着ている衣類が湿っている」となります。

最近は毎日のように雨が降り、洗濯物を干しても、乾いたのか乾いていないのかわからない程に湿度が高い日々が続いています。
梅雨時期が過ぎれば、カラッとした天気が続き、洗濯物もすぐに乾いてしまうでしょう。

このように、洗濯物はその環境によって、乾きやすくもなれば、乾きにくくもなります。
こちらは人にも例えられます。

夢に向かっている方と一緒に居るならば、夢の実現への一歩が軽くなり、夢を否定する人と一緒に居るならば、障害も多くなるでしょう。

友達とは、あなたの人生において、どのくらい影響がありましょうか。
仕事とは、あなたの人生において、どのくらい影響がありましょうか。
娯楽とは、あなたの人生において、どのくらい影響がありましょうか。

これらの時間に、あなたの考え方が大きく変わっているのです。
ならば、嫌なことを遠ざけて、好きなことをするべきです。

即日報酬の麻痺社会

身近にあるもの全てによって、自らの性格や考え方は変わっていきます。

現代では、お腹がすいたと感じたら、レストランやスーパーマーケットなどですぐに食事を手に入れられる時代になりました。
食事以外にも、何か欲しいと感じたら、ほとんどのものがすぐに手に入ります。

スマートフォンでは、ゲームや動画、SNSや情報収集などのあらゆることができて、その快適さ故に、多くの人がスマートフォンの画面の中で一喜一憂しています。

「LINEで既読無視された」、「ゲームでレアが出ない」、「SNSでいいねがつかない」など、このような毎日を過ごして何が楽しいでしょうか。
私の個人的な言い方でお話すると、ひじょうにくだらない。

これらによって、人は一つ、大きなことを忘れてしまいました。
それは、今ある幸せに気づけないことです。

ご馳走という言葉があります。
現代では、贅沢な食事として解釈されておりますが、この言葉には、馬を走らせるという意味が含まれています。
以前は、食事を作るために、海に行って、山に行って、火を起こし、水を汲み、汗を流して、その一食を作っていました。

そのように努力して作った食事だからこそ、ご馳走なのです。
しかし、現代では、欲しいと思ったら、すぐに手に入るために、その苦労がなく、その分、幸せも感じなくなってしまったのです。

ドキドキと期待をして楽しもうとするならば、YouTubeなどの動画共有サービスもありますし、映画が見たいと思えば、Netflixなどの映画配信サービスもありますし、欲しいものがあれば、通信販売でいつでも購入ができます。

その現代社会の流れは生活環境にも大きく影響しています。
おそらく多くの方が、一つ一つの事柄に時間をかけず、満足や利益を求めようとしていませんか?

これは、即日、報酬が入ることが普通だと感じているからです。
即日で作り上げた、音楽やパフォーマンス、映画や絵画に誰が満足しましょうか。

親の影響

環境の中でも多く影響のあるのが、家族です。
その中でも、親の影響は大きく、世間から見て、親が良いとされることをしていても、親が良くないとされることをしていても、子供はその親の姿を見て育ちます。

子供は親を否定して見ることはありません。
例えば、食事の前に、親がいただきますと言うならば、子供も真似をします。そこにひとつも疑いはありません。

親とは生きていく上での師であり、一番初めに親を見て、話し方や表現、考え方や行動などを覚えます。
なので、親がその将来の夢を否定するならば、否定された影響はとても大きく、将来の夢を諦めてしまう可能性もあります。

将来の夢を諦めた後に訪れること

将来の夢を歩み始めても、将来の夢を諦めても、悩みは尽きません。
歩み続けるならば否定する人と出会い、諦めるならば執着と後悔が覆ってきます。

誰かに否定されたからと諦めて、誰のせいにするのでしょうか。
家族のため、子供のためと諦めて、誰のせいにするのでしょうか。
誰かに気に入られるため、嫌われたくないと諦めて、誰のせいにするのでしょうか。

後悔は自らには重すぎるので、他人のせいにしがちです。
諦めた時は安定していたとしても、こうして後悔するならば、将来の夢に向かって努力するべきです。

私が実際に否定された時、考えること

仏教でこのような言葉があります。
「他はこれ我にあらず」(たはこれわれにあらず)

こちらの由来は、ある日本のお坊さんが中国に在る仏教の修行道場に赴いた時、川辺で炎天下の中、ご高齢のお坊さんが大根を干していたそうです。
それを見て、日本から赴いたお坊さんは、そのご高齢のお坊さんに言いました。

「もっと若いお坊さんが居るのだから、代わってもらえないのでしょうか」
そこで、ご高齢のお坊さんは一言、「他はこれ我にあらず」と言いました。

この意味とは、年齢や立場は関係なく、今この時に、私に任せられている役目があるならば、それに努めるという意味です。

今、将来の夢を見つけて、「これになりたい!」と思ったのであれば、それが役目です。
そこに他の人が入る余地などないのです。

あなたがしたいことなのですから。

否定する人を理解者にする方法

否定する人を理解者にするために必要な3つのステップをご紹介いたします。
こちらは、ネゴシエーターと心理学のテクニックを応用しています。

ネゴシエーターとは、立てこもり事件などで建物内に入り、犯人と交渉する職業です。

  • 1、否定する人の考えを理解し、受け入れる
  • 相手の立場や環境に、自らも合わせて、どうして否定するのかを伺い、否定も肯定もせずに相手が言い終えるまで何時間でも聞く。この際のポイントとして、相手の立場や環境に合わせると、相手の考えが自らの考えと錯覚をしてしまうことがありますので、あくまでも、同じ土俵に合わせるだけで、圧倒的な勝利者として、お話を伺ってください。圧倒的な勝利者とは上目線というわけではなく、揺るがない信念を持ってお話を伺うという意味です。そして、自らが『あなたのお話を聞いている』と、相手に理解させてください。

  • 2、否定する人が言った内容を復唱し、信頼を得る
  • 相手のお話をしっかりと聞いたら、『あなたを理解しています』という印象を与えるために復唱する。その際に、棒読みで復唱するのではなく、例えば、「確かに収入が安定する確証はないよね。だから心配なんだよね」などのように、相手の考えを理解した上で返答する。

  • 3、否定する人の言い分を理解した上で、その話題とは違うところで自らのお話をする
  • こちらのポイントは、矛盾と満足です。人は自らが言ったことに対して矛盾が生じると、それを取り繕おうとしますので、一度本題とは離れて、異なるお話をして、徐々にお話を本題へスライドさせます。例えば、「あなたの職業はどのように考えて決めたの?」や「あなたの仕事はどんな内容なの?」などの仕事を伺いながら理解し、褒めます。そして、相手が穏やかになったら、本題を短くまとめて、そっとお話します。 

こちらの方法は必ず成功するとは言えませんが、私は有力だと考えています。
人は、実体験がないと、どうしても理解ができないので、この方法は一時的に相手を穏やかにするのが目的です。

その相手が実体験しない限り、何度もこのような機会があることでしょう。

人が否定するには理由が必ずあります。
固定観念もあれば、心配もありましょう。嫉妬もありましょう。

それら全ては、言っていることを理解してほしい、認めてほしい、わかってほしいという欲求ですので、それを満たしてあげた上で、自らのお話をするべきです。
そして、何よりも、「他はこれ我にあらず」の意志で、周囲に何を言われようと努力し続ける良い頑固は、周囲の人の考え方を変えます。