歌の表現力を確実にうまくする歌い方
この記事はこんな方におすすめ!
歌唱力を上げたい。
歌で感動を与えたい。
「ただ歌っている」からプロのような歌い方に変えたいなら
「プロのように歌いたい」と思いませんか?
実は誰でもプロのように歌えます。
産まれもった天才や天性なんて必要ありません。
これからお伝えする手順をチャレンジするだけです。
ただし、そのプロレベルの歌い方を身につけられるのは、歌が好きな熱量のある方だけです。
プロレベルの歌い方に必要なのは、5つ。
音程、リズム感、響き、テクニック、表現。
その中で、皆さんのお悩みの多い、テクニックと表現について、お話しします。
歌の表現力の習得手順
初めに、表現力はカラオケ点数などの視覚的に評価されるものではありません。
これまでカラオケ点数狙いやボカロ系をコピーしてきた方は、おそらく、音程やリズム、滑舌などを正確に合わせる事で評価されてきたと思います。
もちろん、音程やリズム、滑舌は、声の輪郭をくっきりとさせますので、重要な能力です。
しかし、カラオケ点数を100点獲っても、歌ってみたでコピーしても、それは、歌に表現を乗せる土台が出来たに過ぎません。
歌が上手い方達の中では、歌が上手いのが普通になります。
その中で、人に感動を与えたボーカルがプロレベルと言えます。
感動させる表現力の正解は無く、人それぞれで感動する感覚も違います。
表現力の世界では、音を外しても、喉を絞っても、それが感動するアレンジならOKなのです。
その為、最終目標は、自身の歌い方。
オリジナリティーです。
オリジナリティーは、ただ歌うだけでは得られません。
以下の手順を挑戦してください。
- 様々な曲を聴く。
- 好きな曲を見つける。
- どのようなテクニックが入っているかコピーする。
- ①から③を繰り返す。
- 好きなテクニックがわかる。
- 歌う曲に、好きなテクニックを加える。
- ⑥を試行錯誤する。
- 歌詞を読む。
- フレーズや歌詞、曲調に合うテクニックを選びながら歌う。
ブラックミュージックやアンビエント、クラシック、演歌、シャンソン、ミュージカルなど、まだ聴いた事の無いジャンルを聴いてください。(目安300曲以上)
様々な曲を聴いた中で好きな曲を見つけたら、リストアップしてください。
好きな曲を分析します。歌い方の癖やテクニック一つ一つを完璧に真似してください。おすすめは歌詞カードに記入すると覚えやすいです。初めはどこにテクニックが入っているかわからない場合もありますが、聴き込んで、音を捉える耳を養ってください。(目安1曲150時間)
好きな曲のテクニックを真似して歌えるようになったら、また別の曲を同じように覚えてください。(目安90曲以上)
特定のジャンルに好きな曲が多いとわかった頃には、好きなテクニックもわかります。
オリジナリティーのある歌い方をしましょう。例えば、「あの歌手は、こういうフレーズの時に、ウィスパーボイスを加えていたな。入れてみよう」
自身でしっくりくるテクニックを加えてください。8ビートから16ビートの拍の長さ位、短く細かいテクニックを入れるとさりげないけどお洒落になります。ここまで能力を上げると、十分、歌唱力があると評価されます。
この曲は悲しいのか楽しいのか。本当に伝えたい事は何かを考えてください。例えば、愛という言葉だけでも、恋愛なのか、愛おしさなのか、夫婦愛なのか、動物愛なのか、植物愛なのか、虫愛る気持ちなのか、自己愛なのか、執着なのか、愛憎なのか、様々あります。どの感情が一番歌っていて、フィーリングが合うかを見つけてください。
歌詞に合わせたテクニックを選ぶ。例えば、「あなた」というフレーズに、ディストーションボイスを入れると怒りをぶつけている感じに聴こえます。「あなた」に、ウィスパーボイスを入れると、愛惜のある儚さがある感じに聞こえます。また、曲全体を通して、喜怒哀楽のどの印象で歌うか決めるとクオリティーが上がります。悲しい曲だけど、明るく歌うのも良いテクニックです。その場合は、パッセージノートを加えると明るさが増します。
ここまで到達すれば、あらゆるステージで、感動を与える事のできるボーカルに成っているでしょう。
お試しになってください。
テクニックがどこに入っているかわからない場合は、お気軽にお問い合わせください。
この記事を気に入った方はこちらもおすすめです。
感情の込めて歌うためには、表現方法という技を覚えよう。イメージだけでは歌えません。