ボカロの高音の歌い方。3つの筋肉を動かして高い声を楽にする。

地声で高音が出せない歌い手さんはいますか?

ボカロ曲や最近のJ-POPは、高音時代で、男性の歌い手さんでも、C5(ピアノで5番目のド)は、地声と同等で歌い、時々、E5(ピアノで5番目のミ)からF♯5(ピアノで5番目のファのシャープ)まで地声と同等で歌う歌い手さんもいます。

しかし、全く歌を知らない人がすぐにC5まで地声で歌うことは難しく、高音を歌うには、筋トレと発声の理論を理解する必要があります。

高音の歌い方を知る

現状の高い声で歌う時の状態を確認してください。
歌っている姿をスマートフォンなどで撮影して確認するとわかりやすいです。

  • 声が太くないか
  • 声がこもっていないか
  • 声にビーとした音が混ざっていたり、濁っていないか

こちらの状態になっている時に、高音が歌いづらくなります。
他にも、滑舌が重くないか、ブレスは浅くないかなどもあります。

もし、ご自身でわからない場合は、一度、どこかのボイトレスクールに行って、講師に聞いてみると良いです。
体験レッスンで聞いてみる。

高音の歌が楽になる3つの筋肉

上記の状態になっているなら、こちらで改善ができます。

  • イクラちゃんの声で歌ってみる
  • サザエさんのイクラちゃんの声を真似ると、のどぼとけが上がり、声が軽くなります。
    のどぼとけが下がっていると、声が太くなり、高音が歌いづらくなるので、声が太くなっているに効果的です。

  • ボンビーの口を真似て歌う
  • 桃太郎電鉄のボンビーの口の形を真似ると、表情筋が上がり、高音が歌いやすくなります。
    コツとして、口を横方向に広げると喉に力みが起きますので、ボンビーのように下まぶたの下にある頬の筋肉を上げるようにすると良いです。

  • 巻き舌で高音域の曲を歌う
  • 舌根(舌の根元)は、のどぼとけと筋肉で繋がっているため、舌根が硬いとのどぼとけが下がりやすく、高音が歌いづらくなります。
    歌いたい曲をイントロからエンディングまでタングトリルで歌うと、高音も出しやすくなり、滑舌も良くなります。

原曲よりも声に厚みが無かったり、小さな声になる理由

高音で歌うことはできるけど、原曲よりも声にボリュームが無い場合は、以下の3つが考えられます。

  • 声帯のポテンシャルを引き出せていない
  • 声帯は相当量のボイトレ(または相当量歌っている)をしていると、声帯自体から発する響きが大きくなるので、沢山練習をしてください。
    最近のカラバトで佐久間彩加さんがこの響きを持っていました。

  • 口腔内が広がっていない
  • 口の中を狭いと、響きのある声が作れないために、声がこもったり、叫んでいるようになります。
    口を大きく開けて歌うのは、下あごを強く下げることになるので、喉に力みが起きるので、おすすめは、あくびの口の中を維持しつつ、桃太郎電鉄のボンビーの口の形を意識してください。

  • 音楽編集(ミックス)を理解していない
  • カラスタなども含めたカラオケやレコーディングの素録りで、声が曲に埋もれてしまうと思って、必要以上に大きな声で歌うと声帯が分厚くなり、高い声が出なくなります。
    PVやCDは、曲もボーカルも聴こえるように音楽編集した音源です。

    ボカロ曲では、ボーカルパートに3本以上重ねて、声に厚みを増やす歌い手さんも多いため、歌ってみたけど、厚みのある声にならないと悩む人もいるのではないでしょうか。
    Twitterでmix師と検索すると、アマチュアで音楽編集している人がいますので、ミックスをお願いして、どのくらい声が厚くなるかを覚えてみるのも良いです。

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【熊谷市】歌ってみたが手ぶらで撮れる場所

高音を歌うには、時間が必要

声帯を動かす筋肉、呼気の安定供給をするための呼吸器の筋肉、響きを作る筋肉、どの部分も筋肉の柔軟性が不可欠のため、運動するように、毎日少しずつ練習を継続することが重要です。
一番の練習方法は何度も歌うことです。

それでも、上達しない場合は、発声の仕方に何かが起きているので、ボーカルのプロに頼ってみてください。