ボーカルは呼吸を改善すると、歌が格段に良くなります。
喉を絞る歌い方になる原因
ポピュラー音楽でも、高い声を求められる曲が多くなり、より高度なテクニックが必要になってきました。
そこで、今回は、高い声を出そうとした時に喉を絞る原因をお伝えしていきます。
喉を絞る原因
- 少ない呼気で歌おうとしている
- 横隔膜が硬い
- 声帯を動かす筋肉が硬い
肺にある呼気が少ないと、その少ない呼気で発声しようとしてしまうので、喉や口腔に力みが発生し、高い声が出なくなります。
肺にある呼気を発声として生かすためには、横隔膜が柔軟でなければなりません。肺の下に位置している横隔膜を上下させることで、肺をポンプのように動かし、呼気の出し入れができるようになります。
声帯を動かす筋肉が硬いと高い声を出そうとしても、相応の形に変化させることができず、キーが下がり、喉を絞ってしまいます。
発声をシンプルに覚えられる3つの仕組み
この3つの仕組みをマスターするだけで、格段に様々な曲を歌えるようになります。
- 横隔膜を柔軟に動かす
- 演じる
- 声帯を柔軟に動かす
横隔膜を胸方向やお腹方向に大きく上下させることで、一度に取り入れられる呼気を多くし、より楽に歌えるようになります。
ボーカルはアスリート(運動選手)であり、パフォーマー(演技者)です。
例えば、この2つの飲食店でしたら、どちらに行きたいと感じますか?
①店内に入ると店員さんが声を掛けてくれました。その店員さんはハキハキとおすすめのメニューを言い、笑みを見せてくれました。
②店内に入るも店員さんが来ない。こちらで呼ぶと、俯いて暗い表情を浮かべながら店員さんに席に案内されました。
もちろん、①だと思います。なぜなら、そうなるだろうと思ってお店に行っているからです。
ボーカルも同じことが言えます。ボーカルはなぜ歌うのですか? それは、歌が好きだからですよね。ならば、「私は歌が好きなんです!」と全身で見せましょう。
そのほうが輝いて見えますし、歌も輝きます。
高い声低い声は、声帯の形状を変化させて発声しています。その声帯の形状を変化させるには、声帯を動かす筋肉の柔軟性が必要不可欠です。
ボーカルは歌うことが仕事です
歌う仕事を長期で続けるためには、正しい発声法を身に付けて、できる限り、声帯に負担を掛けずに守ることが重要になります。
カラオケで歌うと喉が枯れてしまう方やステージや友達の前で歌うと小さな声になる方、
ぜひ当スクールでボイストレーニングレッスンを受けてみませんか?